健常な成人で心臓壁が最も厚いのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第110回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
左心室は全身に血液を送り出す大循環の主要なポンプであり、非常に高い圧力を発生させる必要があるため、心臓の各部位の中で最も心筋が発達し、壁が厚い。
選択肢ごとの解説
- 1. 右心室は肺循環を担い、比較的抵抗の低い肺へ血液を送り出すため、左心室に比べて心筋の厚さは薄い。正しくは:右心室の壁は左心室よりも薄い。選びやすい理由:全身に血液を送る左心室に比べると、右心室の圧力は低い。混同注意:心房よりも心室の方が壁は厚いが、左右の心室では厚さが異なることを認識する必要がある。
- 2. 心房は心室へ血液を送り出すポンプの役割であり、心室に比べて壁は非常に薄い。正しくは:心房は心室よりも壁が薄い。選びやすい理由:心房は血液を受け取る部位であるため、心室ほどの高い圧力を必要としない。混同注意:心臓の部位によって機能が異なるため、壁の厚さも異なる。心房は心室より壁が薄い。
- 3. 正解。左心室は全身に血液を送り出す大循環のポンプであり、高い圧力を発生させる必要があるため、心臓の中で最も心筋が厚い。選びやすい理由:全身に血液を送るため、最も強い収縮力が必要。混同注意:心室は心房より厚く、左右の心室では左心室の方が圧倒的に厚いという基本知識。
- 4. 心房は心室へ血液を送り出すポンプの役割であり、心室に比べて壁は非常に薄い。正しくは:心房は心室よりも壁が薄い。選びやすい理由:肺から血液を受け取る部位だが、高い圧力を必要としない。混同注意:心臓の部位によって機能が異なるため、壁の厚さも異なる。心房は心室より壁が薄い。
国試ポイント
心臓の構造と機能に関する基本的な理解を問う問題。特に、全身循環と肺循環における各心腔の役割と、それに伴う心筋の厚さの違いを正確に把握しているかが重要となる。
混同注意
右心室も全身に血液を送るという点で重要だが、肺循環は体循環に比べて抵抗が低いため、右心室の壁は左心室ほど厚くない。心房は血液を受け入れ、心室に送り出す役割であるため、心室より壁が薄い。
次に同じ論点が出たら
心臓の解剖生理学の基礎知識が理解できているか。心不全などの病態と関連付けて考えられるか。
関連知識
心臓の各部屋(心房、心室)の機能、全身循環と肺循環の経路、収縮期・拡張期の血圧、心筋肥大の病態生理。