喀血を症状とする疾患はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第114回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
喀血は気道・肺からの出血であり、結核は肺組織の損傷を引き起こすため、喀血の主要な原因疾患の一つです。他の選択肢は消化器系の出血や全身性の疾患であり、喀血とは症状の部位が異なります。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。結核は肺組織の破壊を伴うことがあり、血管が損傷すると喀血を引き起こす可能性があります。選びやすい理由:呼吸器疾患で出血を伴うもの混同注意:他の呼吸器疾患との混同
- 2. 胃潰瘍は消化管からの出血であり、吐血(血液を吐くこと)は起こりえますが、喀血(気道からの出血)は起こりません。正しくは:胃潰瘍は吐血の症状を呈する疾患である。選びやすい理由:出血を伴う疾患混同注意:喀血と吐血の混同
- 3. 大腸癌は消化管からの出血であり、下血(肛門からの出血)は起こりえますが、喀血は起こりません。正しくは:大腸癌は下血の症状を呈する疾患である。選びやすい理由:出血を伴う疾患混同注意:喀血と下血の混同
- 4. 敗血症は全身性の炎症反応であり、直接的な喀血の主要原因ではありません。DIC(播種性血管内凝固症候群)を合併することで出血傾向が生じる可能性はありますが、喀血を直接の主症状とする疾患ではありません。正しくは:敗血症は感染症による全身性炎症反応である。選びやすい理由:重篤な疾患混同注意:広範な症状を引き起こす疾患
国試ポイント
喀血と吐血・下血の区別、および主要な喀血原因疾患を理解しているかが問われる。特に結核は古典的な喀血の原因として重要。
混同注意
喀血と吐血の鑑別ポイント(喀血:泡沫状、鮮紅色、アルカリ性、呼吸器症状先行。吐血:コーヒー残渣様、暗赤色、酸性、消化器症状先行)をしっかり理解しておくこと。
次に同じ論点が出たら
喀血患者への初期対応として、体位の確保、喀血量の評価、バイタルサインのモニタリング、医師への報告の優先順位を判断できるか。
関連知識
喀血の診断(気管支鏡検査、胸部X線、CT)、止血処置、および喀血の他の原因(気管支拡張症、肺癌、肺梗塞、心不全、異物誤嚥など)。