永久的止血法に含まれるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第108回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
血管結紮法は、出血している血管を直接的に結び、血流を恒久的に遮断する手術手技であり、永続的な止血法として分類されます。他の選択肢は一時的な止血法です。
選択肢ごとの解説
- 1. 止血帯は一時的な止血法であり、長時間適用すると虚血による組織損傷のリスクがあるため、永続的な止血には含まれません。正しくは:一時的な止血法である選びやすい理由:出血量が多い場合など、一時的に効果が高いと感じるため。混同注意:一時的な止血と永続的な止血の区別がつかない場合。
- 2. タンポン法(ガーゼや綿などを詰めて圧迫する)も、主に滲出性の出血や小規模な出血に対して用いられる一時的・対症的な止血法であり、永続的な止血ではありません。除去後に再出血のリスクがあります。正しくは:一時的な止血法である選びやすい理由:口腔内など特定の部位でよく使われるため、効果的に感じる場合。混同注意:直接圧迫と混同し、完全な止血と捉える場合。
- 3. 正解。血管結紮法は、出血している血管を糸で縛り、血流を恒久的に遮断することで止血する手術手技です。これは永続的な止血法に分類されます。混同注意:他の選択肢も効果的に見えるため、最も確実な方法がどれか迷う場合。
- 4. 間接圧迫止血法は、出血部位より心臓に近い動脈を圧迫して血流を減少させる一時的な止血法です。永続的な止血にはなりません。正しくは:一時的な止血法である選びやすい理由:動脈点での圧迫が緊急時に有効なため、恒久的な効果を期待する誤解。混同注意:直接圧迫と間接圧迫の違い、およびその効果の持続性について理解が不十分な場合。
国試ポイント
止血法には一時的なものと永続的なものがあり、それぞれの方法の原理と適用を正確に理解しているかが問われます。特に、緊急時における応急処置としての止血法と、医療行為として根本的な止血を行う方法を区別できることが重要です。
混同注意
直接圧迫止血法と血管結紮法、止血帯法と間接圧迫止血法は、それぞれ状況に応じた使い分けが必要ですが、その効果の持続性で明確に区別されます。一時的な止血法でも生命維持に直結する場合があるため、その重要性から永続的なものと誤解しやすい可能性があります。
次に同じ論点が出たら
患者の出血状況(量、部位、原因)を評価し、最も適切で安全な止血法を選択する判断能力が求められます。特に、応急処置としての初期対応と、病院での根本治療への移行をどのように行うか。
関連知識
止血法には、物理的止血法(直接圧迫、間接圧迫、止血帯、タンポン、血管結紮、縫合)、化学的止血法(止血剤の使用)、生物学的止血法(凝固因子の補充、血小板輸血)などがあります。これらの分類と具体例、そしてそれぞれが一時的か永続的かを理解することが重要です。