地域包括支援センターの主な業務に含まれるのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第114回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
地域包括支援センターは、高齢者の総合相談、権利擁護、包括的・継続的ケアマネジメント支援、そして介護予防ケアマネジメントを主要な業務としています。介護予防ケアマネジメントは、要支援者や特定高齢者に対して、介護予防のためのケアプラン作成やサービス調整を行う重要な役割です。
選択肢ごとの解説
- 1. 特定健康診査・特定保健指導は、主に市町村や健康保険組合が主体となって実施する業務であり、地域包括支援センターの直接の主要業務ではありません。地域包括支援センターは高齢者の総合相談支援が中心です。正しくは:地域包括支援センターは、特定健康診査や特定保健指導を直接実施する機関ではありません。これらの業務は主に市町村や健康保険組合が担います。選びやすい理由:健康増進に関わる活動なので、高齢者支援の一部と誤解する可能性がある。混同注意:健康診査や保健指導は地域住民の健康に関わるため、地域包括支援センターの業務と混同しやすいが、直接の実施主体ではない点が異なる。
- 2. 予防接種は、主に市町村が主体となり、医療機関と連携して実施される業務です。地域包括支援センターは予防接種の直接の実施主体ではありません。正しくは:地域包括支援センターは、予防接種を直接実施する機関ではありません。予防接種は市町村が主体となり、医療機関で行われます。選びやすい理由:高齢者も対象となる予防接種があるため、地域包括支援センターの業務範囲と誤解しやすい。混同注意:高齢者へのインフルエンザワクチンなど、予防接種も高齢者の健康維持に重要ですが、地域包括支援センターの業務ではなく、市町村と医療機関が担う役割です。
- 3. 正解。介護予防ケアマネジメントは、地域包括支援センターの主要な業務の一つです。要支援状態となるおそれのある高齢者に対して、地域での生活を継続できるよう、個別のケアプラン作成やサービスの調整を行います。
- 4. 要介護認定調査は、市町村が委託した調査員(多くは社会福祉協議会や居宅介護支援事業所などに属する職員)によって実施される業務であり、地域包括支援センターが直接行う主要業務ではありません。ただし、調査に関する情報提供や相談には応じます。正しくは:要介護認定調査は市町村が主体となり、委託を受けた調査員が行うものであり、地域包括支援センターの直接の主要業務ではありません。選びやすい理由:要介護認定と関連が深いため、地域包括支援センターの業務と誤解しやすい。混同注意:要介護認定に関する相談は地域包括支援センターで可能ですが、認定調査の実施そのものは市町村の業務であり、委託された調査員が行うという点で区別が必要です。
国試ポイント
地域包括支援センターの機能と役割、特にその主要業務について正確に理解しているかが問われる問題です。各選択肢の業務がどの機関によって行われるか、その主体を明確に区別することが重要です。
混同注意
介護保険制度における各機関(市町村、居宅介護支援事業所、地域包括支援センターなど)の役割が混同されやすいです。特にケアマネジメント業務には複数の種類があり、それぞれ担当機関が異なる点を把握しておく必要があります。
次に同じ論点が出たら
地域包括支援センターの業務範囲を理解しているか、他の機関の業務と混同していないか、介護予防の視点からその役割を把握できているか。
関連知識
地域包括支援センターの五つの機能(総合相談支援、権利擁護、包括的・継続的ケアマネジメント支援、介護予防ケアマネジメント、地域支援事業の実施)。介護保険制度における要介護認定の流れと各段階での関係機関の役割。