第二次性徴の発現に関与するホルモンはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
黄体形成ホルモン(LH)は、性腺刺激ホルモンの一つであり、男女ともに第二次性徴の発現に不可欠な性ホルモンの分泌を促します。男性では精巣に作用してテストステロンの分泌を促進し、女性では卵巣に作用してエストロゲンの分泌を促進することで、それぞれの性徴が発現します。
選択肢ごとの解説
- 1. 抗利尿ホルモン(ADH)は主に腎臓での水分の再吸収を促進し、体液バランスを調整するホルモンであり、第二次性徴には直接関与しません。正しくは:抗利尿ホルモン(ADH)は、主に体内の水分量を調節するホルモンである。選びやすい理由:ホルモンという点で選択肢として目につきやすいが、具体的な機能が異なるため間違いやすい。混同注意:他の内分泌系のホルモンと混同しやすいが、機能が全く異なる。
- 2. 正解。黄体形成ホルモン(LH)は、脳下垂体から分泌され、性腺(男性では精巣、女性では卵巣)に作用して性ホルモンの分泌を促進します。これにより、第二次性徴の発現が促されます。男性ではテストステロン、女性ではエストロゲンの分泌を刺激し、それぞれ男性的な特徴や女性的な特徴の発現に関与します。
- 3. 副甲状腺ホルモン(PTH)は、血液中のカルシウム濃度を調節する役割を持つホルモンであり、骨代謝や腎臓に作用しますが、第二次性徴の発現には直接関与しません。正しくは:副甲状腺ホルモン(PTH)は、血液中のカルシウム濃度を調節するホルモンである。選びやすい理由:ホルモンという点で選択肢として目につきやすいが、具体的な機能が異なるため間違いやすい。混同注意:他の内分泌系のホルモンと混同しやすいが、機能が全く異なる。
- 4. 甲状腺刺激ホルモン(TSH)は、甲状腺ホルモンの分泌を促進することで、全身の代謝を調節するホルモンであり、第二次性徴の発現には直接関与しません。正しくは:甲状腺刺激ホルモン(TSH)は、甲状腺ホルモンの分泌を調整し、全身の代謝に関わるホルモンである。選びやすい理由:「刺激ホルモン」という名称から、成長を促進するようなイメージを持ちやすいが、性徴とは直接関係ない点で間違いやすい。混同注意:成長ホルモンや性腺刺激ホルモンと混同しやすいが、作用する臓器と機能が異なる。
国試ポイント
内分泌系のホルモンの種類と、それぞれの主要な作用および標的臓器を正確に理解しているかを問う問題です。特に、第二次性徴に関連するホルモンが重要視されます。
混同注意
性ホルモンそのもの(テストステロン、エストロゲン)と、それらの分泌を制御する性腺刺激ホルモン(LH、FSH)の役割を混同しやすいです。また、他の内分泌腺から分泌されるホルモンとの区別も重要です。
次に同じ論点が出たら
同様の論点が出た場合、主要な内分泌腺(下垂体、甲状腺、副腎、性腺など)から分泌されるホルモンの名称、その標的臓器、および主要な生理作用を複合的に問う問題が出題される可能性があります。特に、成長・発達、代謝、生殖に関わるホルモンは頻出です。
関連知識
性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)が視床下部から分泌され、脳下垂体前葉に作用して黄体形成ホルモン(LH)と卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌を促すこと。また、それぞれの性ホルモン(テストステロン、エストロゲン)が体内でどのような作用を示すかについても関連知識として押さえておく必要があります。