平成24年(2012年)の就業構造基本調査における65歳以上75歳未満の高齢者の就業について正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
2012年の就業構造基本調査において、65歳以上の高齢者の就業形態は非正規職員・従業員が多数を占めていました。これは、成人期(例えば30~50代)の労働者と比較して、体力や健康状態、柔軟な働き方を求めるニーズから、非正規雇用を選択する傾向が強いことを示しています。
選択肢ごとの解説
- 1. 2012年の就業構造基本調査では、65~74歳女性の就業率は約25%であり、40%以上ではありません。正しくは:女性の就業者割合は40%を超えていません。選びやすい理由:高齢者の就業率が全体的に上昇傾向にあるため、一見すると高く感じるかもしれません。混同注意:高齢者全体の就業率と性別ごとの就業率を混同すると誤りやすいです。
- 2. 2012年の調査では、65~74歳の就業率は約33%であり、就業していない人(約67%)よりも少ないです。正しくは:就業している人の割合は、就業していない人よりも少ないです。選びやすい理由:近年の高齢者の就業意欲の高さから、就業者が多数派と誤解する可能性があります。混同注意:「就業意欲がある」ことと「実際に就業している」ことの違いを混同すると誤りやすいです。
- 3. 2012年の調査では、就業を希望する就業希望者は、就業していない人全体の約20%程度でした。40%以上ではありません。正しくは:就業していない人の中で、40%以上が就業を希望しているわけではありません。選びやすい理由:高齢者の「生涯現役」志向から、就業希望者が多いと推測しがちです。混同注意:高齢者全体の就業希望者の数と、就業していない人のうちの希望者の割合を混同すると誤りやすいです。
- 4. 正解。高齢者の就業では、体力や健康状態、希望する働き方などから非正規雇用を選択するケースが多く、成人期(壮年期)と比較して非正規職員・従業員の割合が高くなる傾向にあります。2012年の調査でもこの傾向が確認されています。正しくは:この記述は正しいです。選びやすい理由:正規雇用を望む高齢者もいるため、非正規雇用の割合がそこまで多くないと考えてしまうかもしれません。混同注意:「就業」の定義や、高齢者と成人期における労働市場の特性の違いを理解していないと判断が難しい場合があります。
国試ポイント
高齢者の就業状況、特に就業形態に関する統計データとその背景を理解しているかが問われます。近年の高齢者の就業率の上昇だけでなく、どのような形で就業しているかにも注目が必要です。
混同注意
高齢者の就業率そのものの数値や、就業希望者の割合と混同しやすいですが、本問では就業している『形態』に焦点を当てています。
次に同じ論点が出たら
今後、高齢者の就業構造がどのように変化していくか、最新の統計データも継続的に確認することが重要です。
関連知識
日本の高齢化社会における労働力人口の確保や、高齢者の社会参加の現状、高年齢者雇用安定法などの関連法規についても学習しておくと良いでしょう。