体液について正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第115回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
間質液は細胞と血管の間を満たす液で、細胞外液の主要な構成要素の一つです。細胞外液は間質液、血漿、リンパ液などから構成され、体内の物質輸送や細胞環境の維持に重要な役割を担っています。
選択肢ごとの解説
- 1. 血漿は血管内を流れる液体であり、細胞の外に存在する細胞外液に分類されます。正しくは:血漿は細胞外液に分類されます。選びやすい理由:血液全体が体の構成要素であるため、漠然と体液の一部と捉え、区別が曖昧になりやすい。混同注意:細胞内液と細胞外液の区別、特に血液の構成成分である血漿の位置付け。
- 2. 正解。間質液は細胞と細胞の間を満たしており、細胞外液の大部分を占める重要な構成要素です。選びやすい理由:間質液という言葉が馴染みが薄い場合、細胞外液の一部であることを認識しにくいかもしれないが、設問は正しい。混同注意:血漿やリンパ液と混同し、細胞外液のどの部分を指すのか曖昧になる。
- 3. リンパ液はリンパ管内を流れる液体であり、組織から水分や老廃物を回収する役割を持つ細胞外液の一部です。正しくは:リンパ液は細胞外液に含まれます。選びやすい理由:リンパ液の具体的な機能や位置付けが不明確な場合、細胞内液と混同しやすい。混同注意:細胞内液と細胞外液の区別、特にリンパ液の位置付け。
- 4. 体液の総量は、成人で体重の約60%を占めます。乳幼児ではさらに割合が高くなります。正しくは:体液の総量は体重の約60%を占めます。選びやすい理由:体液の割合に関する数字は複数あり、正確な数値を覚えていないと誤りやすい。30%という数字自体は、細胞内液と細胞外液のどちらかの割合に近い場合もある。混同注意:体液全体の割合と、細胞内液・細胞外液の各割合。
- 5. 細胞内液は体液全体の約40%(体重の約40%)、細胞外液は約20%(体重の約20%)を占めるため、細胞内液の量の方が細胞外液の量よりも多いです。正しくは:細胞内液の量は細胞外液の量よりも多いです。選びやすい理由:細胞外液には血漿、間質液、リンパ液など様々な要素が含まれるため、総量が多いと誤解しやすい。混同注意:細胞内液と細胞外液の相対的な量。
国試ポイント
体液の区分(細胞内液、細胞外液)とその主要な構成成分、およびそれぞれの相対的な割合を理解する。
混同注意
細胞内液と細胞外液の区別、特に細胞外液を構成する各要素(血漿、間質液、リンパ液)の位置付けを混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
体液に関する問題が出題された際は、まず「細胞内液」と「細胞外液」のどちらに属するかを判断し、次にそれぞれの具体的な構成成分が問われているかを確認する。
関連知識
体液の恒常性(ホメオスタシス)維持には、電解質バランスや浸透圧の調整が重要であること。ADHやアルドステロンといったホルモンが体液量調節に関与すること。