インフォーマルサポートはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第107回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
インフォーマルサポートとは、公的制度に基づかない、家族や友人、地域住民などによる自発的な支え合いを指します。選択肢3の「地域住民が行う家事の手伝い」は、制度に依拠せず、地域内の人々の善意や互助によって行われる支援であり、インフォーマルサポートの定義に合致するため正答となります。制度的な専門職によるサービスとは異なります。
選択肢ごとの解説
- 1. ケアマネジャーによる介護計画策定は、介護保険法に基づく専門職の業務であり、フォーマルサポートに該当します。公的制度に基づいています。正しくは:ケアマネジャーによる在宅介護計画の策定は、フォーマルサポートに該当します。選びやすい理由:在宅介護という文脈で、身近な支援と誤解されやすいですが、ケアマネジャーは専門職であり制度サービスの一部です。混同注意:インフォーマルサポート(非公式な支援)とフォーマルサポート(公式な制度的支援)
- 2. 医師が実施する在宅医療管理指導は、医療保険制度に基づく医療行為であり、フォーマルサポートに該当します。専門職によるサービスです。正しくは:医師が実施する在宅医療管理指導は、フォーマルサポートに該当します。選びやすい理由:「在宅」という言葉から、身近な支援と誤解されやすいですが、医師は専門職であり医療制度サービスの一部です。混同注意:インフォーマルサポートとフォーマルサポート
- 3. 正解。地域住民が行う家事の手伝いは、公的制度に基づかない、住民間の自発的な支え合い(互助)であり、インフォーマルサポートの典型例です。選びやすい理由:正答のため特になし。
- 4. 民生委員が行う相談支援は、民生委員法に基づき職務を行うものであり、行政の委嘱を受けたボランティアですが、制度的な位置づけがあります。したがって、フォーマルサポートに該当します。正しくは:民生委員が行う相談支援は、フォーマルサポートに該当します。選びやすい理由:民生委員がボランティアであるため、非公式な支援と誤解されやすいですが、法に基づき活動するためフォーマルサポートです。混同注意:インフォーマルサポートとフォーマルサポート
国試ポイント
インフォーマルサポートとフォーマルサポートの違いを理解し、具体的な事例と結びつけて覚えることが重要です。特に、公的制度の有無が区別のポイントとなります。
混同注意
インフォーマルサポートは「フォーマルサポート(制度的支援)」と混同しやすいです。フォーマルサポートは介護保険制度や医療保険制度などの公的制度に基づいて提供されるサービスであり、ケアマネジャー、医師、民生委員などの専門職が関与します。これに対し、インフォーマルサポートは非公式な人的ネットワークによる支援です。
次に同じ論点が出たら
同様の論点が出題された場合、そのサービスや支援が「公的な制度に基づいて提供されているか(専門職が関与しているか)」を判断基準とします。制度に基づくものはフォーマルサポート、制度に基づかない自発的な地域住民や身近な人によるものはインフォーマルサポートと判断します。
関連知識
フォーマルサポートの例としては、介護保険サービス(訪問介護、通所介護など)、医療サービス(訪問診療、訪問看護)、障害福祉サービスなどがあります。民生委員は福祉の増進を図るための奉仕者ですが、その活動は制度に基づくものであり、インフォーマルサポートとは区別されます。また、ボランティア活動の中にも、組織化され制度と連携するものと、地域住民による自発的なものが含まれるため、文脈で判断が必要です。