Sjögren〈シェーグレン〉症候群について正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第107回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
シェーグレン症候群は、涙腺や唾液腺などの外分泌腺が自己免疫性に障害され、その機能低下によってドライアイ(眼乾燥)やドライマウス(口腔乾燥)などの乾燥症状が主症状として現れる疾患です。
選択肢ごとの解説
- 1. シェーグレン症候群は涙腺、唾液腺などの外分泌腺が障害される自己免疫疾患であり、ぶどう膜炎や網膜炎を直接合併することは稀です。眼症状としては、ドライアイ(眼球乾燥)が主症状です。正しくは:網膜炎の合併は稀である。選びやすい理由:眼に関連する症状として「網膜炎」と聞くと、眼の疾患と混同する可能性があります。混同注意:眼の合併症として、ドライアイと網膜炎を混同する。
- 2. シェーグレン症候群は圧倒的に女性に多く発症し、男女比は1:9〜1:14とされています。特に閉経後の女性に多く見られます。正しくは:女性に多く発症する。選びやすい理由:自己免疫疾患の中には男女比が均等に近いものもあり、その知識と混同する可能性があります。混同注意:他の自己免疫疾患の男女比と混同する。
- 3. 正解。シェーグレン症候群は、涙腺や唾液腺などの外分泌腺が自己免疫により破壊される疾患であり、その結果、ドライアイやドライマウスといった乾燥症状が主要な症状として現れます。正しくは:主な症状は乾燥が主体である。選びやすい理由:乾燥症状だけでなく、関節痛や倦怠感などの全身症状も現れるため、乾燥症状だけが全てではないと考える人がいるかもしれません。混同注意:乾燥症状以外の全身症状を強調しすぎて、主症状を見誤る。
- 4. シェーグレン症候群患者の約80〜90%で抗核抗体が陽性となります。特に抗SS-A抗体や抗SS-B抗体が高頻度で検出されます。30%は過小評価です。正しくは:抗核抗体の陽性率は80〜90%程度である。選びやすい理由:自己免疫疾患の中には抗核抗体の陽性率が低いものもあるため、その知識と混同する可能性があります。混同注意:他の自己免疫疾患における抗核抗体の陽性率と混同する。
国試ポイント
シェーグレン症候群の基本的な病態、主要な症状、疫学、および検査所見(特に自己抗体)を理解しているかが問われています。自己免疫疾患の基礎知識が重要です。
混同注意
乾燥症状以外の全身症状(関節痛、レイノー現象など)や他の自己免疫疾患との鑑別、自己抗体の陽性率に関する数値の記憶が曖昧だと混乱しやすい。
次に同じ論点が出たら
シェーグレン症候群の治療法、看護ケア、合併症の管理についても学習を進める必要がある。
関連知識
自己免疫疾患の種類と特徴、各疾患の主要症状と合併症、診断に用いられる主要な検査(特に自己抗体検査)