膀胱鏡による組織検査を受ける成人男性への説明で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
膀胱鏡検査は、尿道から内視鏡を挿入し、膀胱内部を直接観察する検査です。この方法は尿路の解剖学的構造を利用した標準的なアプローチであり、患者への説明として適切です。
選択肢ごとの解説
- 1. 膀胱鏡検査は膀胱を空にして行うのが一般的であり、検査前に尿を貯める必要はありません。尿が貯まっていると、膀胱内の観察が妨げられる可能性があります。正しくは:「検査の前に排尿を済ませて、膀胱を空にしてください」選びやすい理由:超音波検査や造影検査など、一部の検査では膀胱に尿を貯める必要があるため混同しやすい。混同注意:腹部超音波検査や膀胱のCT/MRI造影検査(尿を貯める場合がある)。
- 2. 正解。膀胱鏡検査は、尿の通り道である尿道から内視鏡を挿入し、膀胱内部を観察する検査です。これは膀胱鏡検査の基本的な手技であり、患者への適切な説明です。選びやすい理由:正しい知識に基づいているため、選択しやすい。
- 3. 膀胱へ二酸化炭素を注入するのは、主に腹腔鏡手術(気腹法)や、消化管内視鏡検査の一部(送気)で行われます。膀胱鏡検査では膀胱を液体(生理食塩水など)で充満させて観察します。正しくは:「膀胱へ生理食塩水を注入します」選びやすい理由:内視鏡検査で体内腔を広げるために気体を注入するというイメージから誤って選びやすい。混同注意:腹腔鏡手術(気腹法)や大腸内視鏡検査での送気。
- 4. 膀胱鏡検査は通常、侵襲性の低い検査であり、検査後に丸一日(24時間)ものベッド安静は通常必要ありません。合併症がなければ、検査後すぐに日常生活に戻ることが可能です。正しくは:「検査後、特に合併症がなければ、すぐに歩行し、日常生活に戻ることができます」選びやすい理由:外科的処置後など、他の侵襲的な検査や手術後の安静と混同しやすい。混同注意:開腹手術後の安静や、侵襲的な血管造影検査後の安静。
国試ポイント
膀胱鏡検査の基本的な手技と患者への説明事項を理解しているか。
混同注意
膀胱鏡検査と他の内視鏡検査(例: 大腸内視鏡検査、胃内視鏡検査)での準備や処置の違い。
次に同じ論点が出たら
膀胱鏡検査に関する問題が出た場合、内視鏡の挿入経路、検査前の準備(排尿)、検査中の処置(麻酔)、および検査後の合併症とケアに注目して判断します。
関連知識
膀胱鏡検査では、検査前に排尿を促し、膀胱を空にすることが一般的です。検査中は苦痛を伴う場合があるため、局所麻酔薬のゼリーを使用したり、鎮静を考慮することもあります。検査後には血尿や排尿時痛が生じることがあり、水分摂取を推奨されます。