家族周期における発達段階で、高齢者が配偶者を失った後の段階はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
家族周期における発達段階において、配偶者の死は大きなライフイベントであり、その後の段階は残された高齢者にとって新たな適応を要する「完結期」とされます。この時期は、喪失と向き合い、一人での生活を再構築する過程が含まれます。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。家族周期における「完結期」は、夫婦のどちらかが死亡し、残された配偶者が一人で生活する期間を指します。この時期は、喪失を受け入れ、新たな生活様式を構築することが課題となります。選びやすい理由:他の選択肢も家族周期のフェーズとして存在するが、配偶者の死後という特定の状況を示すのは完結期である。混同注意:「分離期」と混同しがちだが、分離期は子どもが独立して夫婦のみになる段階を指す。
- 2. 「教育期」は、子どもが生まれ、成長する過程で親が子育てを行う期間を指します。高齢者が配偶者を失った後の段階とは異なります。正しくは:この段階は子育てに焦点が当てられる時期です。混同注意:ライフサイクルの初期段階に位置し、高齢者の段階とは明確に区別されます。
- 3. 「充実期」という言葉は一般的な用語であり、特定の家族周期の発達段階の名称としては適切ではありません。高齢期における生活の満足度を示す言葉としては使われることがありますが、発達段階の専門用語ではありません。正しくは:家族周期の専門用語ではないため、特定の段階を指すものではありません。混同注意:ポジティブな意味合いから選択肢として魅力的に見えるかもしれないが、学術的な分類とは異なる。
- 4. 「分離期」は、子どもが成人し、親元を離れて独立する時期を指します。親は子どもが自立していくことを見守り、夫婦の関係性を再構築することが課題となります。高齢者が配偶者を失う段階とは異なります。正しくは:この段階は子どもが独立する時期を指します。混同注意:「空の巣症候群」などと関連付けられやすいが、配偶者の死後とは異なる概念です。
国試ポイント
家族周期における各発達段階とその特徴、特に高齢期における家族の変化に関する知識が問われています。それぞれの段階で生じる課題や役割の変化を理解していることが重要です。
混同注意
家族周期の概念は複数の学者が提唱しており、用語が異なる場合もありますが、一般的な看護学では本問のような分類が用いられます。特に「分離期」と「完結期」の区別が重要です。
次に同じ論点が出たら
家族周期の他の段階(結婚初期、乳幼児期、学童期、思春期など)の特徴と課題についても説明できますか?また、各段階における看護師の役割や支援内容について具体的に述べられますか?
関連知識
家族機能、家族看護、高齢者の心理社会的問題、グリーフケア。家族周期の概念を提唱した学者(例:デュバル、ボウエン)の理論も関連知識として挙げられます。