急性髄膜炎患者への対応で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
急性髄膜炎の症状として光過敏(羞明)があるため、患者の不快感を軽減し、安静を促すために病室の照明を暗くすることが適切な対応です。
選択肢ごとの解説
- 1. 急性髄膜炎では頭痛が強く出現することが多いため、患者の苦痛を軽減するために鎮痛薬は必要に応じて投与されます。禁忌ではありません。正しくは:必要に応じて鎮痛薬を使用する。選びやすい理由:炎症があるため安易な鎮痛は良くないのでは、と考えるかもしれない。混同注意:炎症反応と痛みの管理が混同されやすい。
- 2. 頭部に温罨法を行うと、脳血管が拡張し、頭蓋内圧が上昇する可能性があります。髄膜炎では頭蓋内圧亢進が起こりやすいため、これは避けるべき対応です。冷罨法であれば、解熱や頭痛緩和のために用いることがあります。正しくは:頭部に冷罨法を行う、または温罨法は避ける。選びやすい理由:頭痛には温かい方が良いと考えるかもしれない。混同注意:頭痛時の対症療法として、温罨法と冷罨法の使い分けが混同されやすい。
- 3. 正解。急性髄膜炎では、光過敏(羞明)がよく見られる症状の一つです。そのため、部屋の照明を暗くすることで、患者の不快感を軽減し、安静を保つことができます。選びやすい理由:一般的な病室の明るさとの違いが気になるかもしれない。混同注意:光過敏に対する看護ケアの重要性が理解されていない場合、他の選択肢と迷う可能性がある。
- 4. 腰椎穿刺後は、脳脊髄液の漏出による頭痛(腰椎穿刺後頭痛)を予防するために、頭部を高くせず、安静臥床を保ちます。通常は頭部を低くして臥床を促します。正しくは:腰椎穿刺直後は安静臥床を保ち、頭部を低くする。選びやすい理由:頭蓋内圧亢進症状があるため、頭部を高くするべきと考えるかもしれない。混同注意:頭蓋内圧亢進時の体位と、腰椎穿刺後の体位管理が混同されやすい。
国試ポイント
急性髄膜炎患者の主要な症状と、それに対する適切な看護ケアを理解しているかが問われています。特に光過敏、頭痛、頭蓋内圧亢進などの症状とそれに対応する個別性のあるケアが重要です。
混同注意
髄膜炎の他の症状や、一般的な頭痛に対するケア、腰椎穿刺後のケアなどと混同しやすい選択肢が含まれています。それぞれの症状や処置に対する適切な看護介入を正確に区別することが求められます。
次に同じ論点が出たら
急性髄膜炎の病態生理、主な症状、合併症、検査、治療法について深く理解しているか。そして、それらの知識に基づいた個別的な看護計画を立案できるか。
関連知識
急性髄膜炎の主な症状(発熱、頭痛、項部硬直、羞明、Kernig徴候、Brudzinski徴候など)、頭蓋内圧亢進の徴候、腰椎穿刺後の合併症とその予防、鎮痛管理の重要性。