関節運動はないが筋収縮が認められる場合、徒手筋力テストの結果は()/5と表記する。()に入るのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
徒手筋力テスト(MMT)における評価基準では、関節運動が見られずとも筋肉の収縮が確認できる場合を「1」とします。これは重力に逆らう運動は不可能ですが、わずかな筋活動が存在することを示します。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。徒手筋力テスト(MMT)では、関節の運動がなくても、筋肉に収縮が認められる場合に「1」と評価します。これは重力に抗する運動はできないが、わずかな筋活動があることを示します。正しくは:適切です。選びやすい理由:他の数値も筋力の段階を示すため、混同しやすいかもしれません。混同注意:「0」や「2」との区別が重要です。0は筋収縮なし、2は重力を除いた状態での関節運動が可能であることを示します。
- 2. 徒手筋力テストで「2」は、重力を除いた状態であれば、関節を動かすことができる場合に該当します。問題文では「関節運動はないが」と明記されています。正しくは:「重力を除いた状態での関節運動が可能」と記述すべきです。選びやすい理由:軽度の筋力低下を示す点では似ていますが、関節運動の有無が異なります。混同注意:「1」と「2」はどちらも筋力低下を表しますが、関節運動の有無で区別されます。
- 3. 徒手筋力テストで「3」は、重力に抗して関節を完全に動かすことができる場合に該当します。問題文では「関節運動はない」と明記されています。正しくは:「重力に抗して関節運動が可能」と記述すべきです。選びやすい理由:日常生活である程度の活動ができる筋力として認識されがちですが、本ケースには当てはまりません。混同注意:「1」「2」とは筋力レベルが大きく異なります。
- 4. 徒手筋力テストで「4」は、重力に抗して関節を完全に動かし、さらに中程度の抵抗にも打ち勝つことができる場合に該当します。問題文では「関節運動はない」と明記されています。正しくは:「重力に抗して運動が可能で、中程度の抵抗にも打ち勝つ」と記述すべきです。選びやすい理由:比較的高度な筋力を示すため、この状況とは異なります。混同注意:「4」はかなり良好な筋力レベルです。
- 5. 徒手筋力テストで「5」は、重力に抗して関節を完全に動かし、さらに最大の抵抗にも打ち勝つことができる、正常な筋力の場合に該当します。問題文では「関節運動はない」と明記されており、筋力低下がある状況です。正しくは:「正常な筋力で、最大抵抗に打ち勝つ」と記述すべきです。選びやすい理由:最も望ましい筋力レベルですが、この設問の状況には当てはまりません。混同注意:「5」は健常な状態を示すため、筋収縮のみの状況とは全く異なります。
国試ポイント
徒手筋力テスト(MMT)の各段階の評価基準を正確に理解しているかが問われる問題です。特に「0」「1」「2」の区別は重要です。
混同注意
MMTの「0」は筋収縮なし、「2」は重力を除けば関節運動が可能、という点と混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
患者の筋力レベルを評価する際に、重力の有無や関節運動の可否を正確に判断し、適切な数値を当てはめる能力が求められます。
関連知識
MMTは、筋力低下の程度を客観的に評価し、リハビリテーションの効果測定や予後予測に活用されます。各段階の評価基準(0:収縮なし、1:収縮のみ、2:重力除去下で運動可能、3:重力に抗して運動可能、4:中等度抵抗に抗して運動可能、5:最大抵抗に抗して運動可能)を理解しておくことが不可欠です。