加齢黄斑変性の症状はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
加齢黄斑変性は、眼の網膜の中心部にある黄斑に異常が生じる疾患です。黄斑は視力や色覚に最も重要な役割を果たすため、その障害は中心視野の欠損、物が歪んで見える(変視症)、視力低下といった症状を引き起こします。
選択肢ごとの解説
- 1. 羞明は加齢黄斑変性の主要な症状ではありません。網膜色素変性症や白内障などで見られることがあります。正しくは:加齢黄斑変性の症状ではない。選びやすい理由:目の不快な症状であるため、関連疾患と誤解されやすい。混同注意:他の眼疾患と症状が混同されやすい。
- 2. 霧視は白内障や緑内障、ぶどう膜炎などで見られる症状ですが、加齢黄斑変性の特異的な症状ではありません。正しくは:加齢黄斑変性の特異的な症状ではない。選びやすい理由:視力低下を伴うため、関連があるように思える。混同注意:広範な眼疾患で起こる一般的な症状のため、特定の疾患と結びつけにくい。
- 3. 飛蚊症は硝子体の混濁によって生じる症状で、網膜剥離や硝子体出血などでよく見られますが、加齢黄斑変性の直接的な症状ではありません。正しくは:加齢黄斑変性の直接的な症状ではない。選びやすい理由:目の前に何かが見えるという点で、中心視野の異常と混同しやすい。混同注意:網膜の病態として、飛蚊症と視野異常が関連すると誤解しやすい。
- 4. 眼圧の亢進は主に緑内障で見られる症状であり、加齢黄斑変性とは直接的な関連はありません。正しくは:緑内障の主要な症状である。選びやすい理由:眼の病気であるため、一般的な眼科検査項目と関連づけやすい。混同注意:異なる眼疾患の病態生理を混同しやすい。
- 5. 正解。加齢黄斑変性は網膜の中心部である黄斑に障害が生じるため、中心視野の欠損や歪み、視力低下が主な症状として現れます。正しくは:加齢黄斑変性の典型的な症状である。選びやすい理由:黄斑部の機能と直結するため、最も重要な症状と判断できる。混同注意:周辺視野の欠損(緑内障など)と混同しないことが重要。
国試ポイント
加齢黄斑変性の病態生理と主要な臨床症状を理解しているか問う問題です。特に「黄斑」が視覚の中心を担う部位であることと、それにより中心視野に異常をきたすことを正確に把握している必要があります。他の眼疾患の症状との鑑別も重要です。
混同注意
羞明、霧視、飛蚊症、眼圧亢進は、それぞれ別の眼疾患(網膜色素変性症、白内障、緑内障、網膜剥離など)で主要な症状となることが多く、加齢黄斑変性と混同しやすい。各疾患の症状を正確に結びつける知識が求められます。
次に同じ論点が出たら
加齢黄斑変性患者への看護として、日常生活での視覚補助具の活用指導、アムスラーチャートを用いた自己チェックの継続指導、内服・点眼治療のアドヒアランス向上支援、精神的サポートなどが適切であるかを判断する問題。
関連知識
加齢黄斑変性の診断には、眼底検査、光干渉断層計(OCT)、アムスラーチャートを用いた自己チェックなどがあります。治療法には、抗VEGF薬の眼内注射、光線力学的療法、レーザー光凝固術などがあります。また、加齢黄斑変性には滲出型と萎縮型があることも基本的な知識です。