幼児を対象とする定期予防接種はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
水痘ワクチンは、1歳から3歳未満の幼児を対象とした定期予防接種であり、1歳を過ぎた時点で接種が推奨されます。選択肢の中で、明確に幼児期を対象とする定期接種は水痘ワクチンのみです。
選択肢ごとの解説
- 1. DTワクチンは、通常11歳以上13歳未満の者を対象とした第二期の接種であり、幼児期(一般的に1歳から小学校入学前まで)ではありません。正しくは:DTワクチンは就学後(小学校高学年)の定期接種です。選びやすい理由:DPT-IPV(四種混合)など乳幼児期の接種もあるため、混合ワクチン全般が幼児期と誤解される可能性があります。混同注意:DPT-IPV(四種混合)ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)の乳幼児期接種と混同しやすいです。DTワクチンは第二期接種(小学校高学年)です。
- 2. ロタウイルスワクチンは生後6週から開始される経口ワクチンで、通常乳児期(生後数ヶ月)に接種が完了します。幼児期に定期接種として行われるものではありません。正しくは:ロタウイルスワクチンは乳児期に接種する定期接種です。選びやすい理由:乳幼児期の重要なワクチンであるため、幼児期と混同しやすいですが、乳児期に限定されます。混同注意:乳児期と幼児期の区別が曖昧な場合、選択肢に入れてしまう可能性があります。ロタウイルスワクチンは生後すぐから接種が開始されます。
- 3. BCGワクチンは結核予防のためのワクチンで、生後5ヶ月から1歳未満の間(標準は生後5ヶ月から8ヶ月未満)に接種します。これも乳児期の接種であり、幼児期ではありません。正しくは:BCGワクチンは乳児期に接種する定期接種です。選びやすい理由:DPT-IPVなどと並んで乳児健診時に案内されることが多いため、広く乳幼児期のワクチンと認識されやすいですが、接種時期は乳児期です。混同注意:乳児期と幼児期の違いを明確に理解していないと、この選択肢を選んでしまう可能性があります。
- 4. 正解。水痘ワクチンは、1回目を1歳から1歳3ヶ月未満、2回目を1回目接種後6ヶ月以上経過してから2歳未満の間に接種します。この接種時期は幼児期に該当します。正しくは:(正答のため修正不要)選びやすい理由:(正答のため特になし)混同注意:(正答のため特になし)
国試ポイント
乳児期、幼児期、学童期といった年代区分と、それぞれの時期に行われる主な定期予防接種の種類と接種時期を正確に覚えているかが問われます。特に、どの年齢区分にどのワクチンが該当するかを区別する能力が重要です。
混同注意
乳児期の接種(ロタウイルス、BCG)と幼児期の接種(水痘、麻しん風しん第1期)の区別が曖昧になりやすいです。また、混合ワクチン(DPT-IPV、DT)の接種時期(乳児期 vs 学童期)も混同しやすいポイントです。
次に同じ論点が出たら
同様の論点が出た場合、まず設問が対象としている年齢区分(乳児期、幼児期、学童期など)を正確に把握し、各選択肢のワクチンがその年齢区分に合致するかどうかを一つずつ確認します。特に「幼児」の定義を1歳から小学校入学前と理解しているかが鍵となります。
関連知識
日本の定期予防接種スケジュール全体(乳児期、幼児期、学童期、成人期)と、それぞれのワクチンの種類、対象疾患、接種回数、接種間隔について理解している必要があります。特に、MRワクチン(麻しん風しん)第1期も幼児期(1歳〜2歳未満)に接種されるため、これも幼児期の定期接種として挙げられます。