大泉門の説明で正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
大泉門の早期閉鎖は、脳の成長が制限される可能性があり、小頭症などの発達異常と関連付けられる重要な兆候です。正常な大泉門の閉鎖時期は生後6か月から18か月頃であり、これより大幅に早い場合は注意が必要です。
選択肢ごとの解説
- 1. 大泉門のサイズは、生後数か月でわずかに拡大しますが、その後は縮小に向かいます。一般的に生後6か月から18か月頃に閉鎖します。正しくは:生後数か月まではわずかに増大することもあるが、その後は閉鎖に向かい縮小する。選びやすい理由:乳児期は成長が著しいため、全体的に大きくなるイメージを抱きやすいかもしれません。混同注意:頭囲の増大と混同する可能性があります。
- 2. 大泉門の陥没は、脱水症状の主要な指標の一つです。髄膜炎の場合は、大泉門の膨隆が見られることがあります。正しくは:陥没が見られる場合は脱水症状を疑う。選びやすい理由:脳の異常と関連する症状であるため、混同しやすいかもしれません。混同注意:脱水症状と髄膜炎による大泉門の所見を混同する可能性があります。
- 3. 正解。大泉門の早期閉鎖は、脳の発育が不十分である小頭症と関連していることがあります。脳の成長とともに頭蓋骨が拡大していくため、早期に閉鎖すると脳の成長を妨げる可能性があります。選びやすい理由:小頭症は脳の発育異常であり、頭蓋骨の成長と密接に関連しているため、この選択肢が正解と判断しやすいです。混同注意:特に混同するものはありませんが、単なる個体差との区別を問われることもあります。
- 4. 大泉門は、頭頂骨と前頭骨の間に位置しています。頭頂骨と後頭骨の間にあるのは小泉門です。正しくは:頭頂骨と前頭骨に囲まれた部分である。選びやすい理由:泉門の位置に関する知識があやふやだと、他の泉門と混同しやすいです。混同注意:小泉門の位置と混同しやすいです。
国試ポイント
大泉門の正常な解剖学的特徴、生理的変化、および異常所見とそれに関連する疾患についての基本的な知識が問われています。特に、陥没と膨隆の鑑別、早期閉鎖や遅延閉鎖が示唆する疾患について理解しているかが重要です。
混同注意
大泉門と小泉門の位置関係、陥没(脱水)と膨隆(髄膜炎、水頭症)の鑑別、早期閉鎖(小頭症)と遅延閉鎖(甲状腺機能低下症、ダウン症候群など)の鑑別が混同しやすいポイントです。
次に同じ論点が出たら
この論点が再度出題される場合、大泉門の異常所見(陥没、膨隆、早期閉鎖、遅延閉鎖)と、それが示唆する具体的な疾患や病態との組み合わせが問われるでしょう。また、小泉門の知識との比較も重要になります。
関連知識
小泉門は頭頂骨と後頭骨の間にあり、生後1~2か月頃に閉鎖します。大泉門の膨隆は頭蓋内圧亢進を示唆し、髄膜炎や水頭症が疑われます。大泉門の陥没は脱水を疑います。遅延閉鎖は甲状腺機能低下症、くる病、ダウン症候群などで見られることがあります。