介護保険法に基づき設置されるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第107回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
地域包括支援センターは、介護保険法に規定された地域支援事業の中核を担う機関であり、高齢者の生活を地域で支えるための総合的な相談窓口として機能します。設置根拠が介護保険法である点が他の選択肢との明確な違いです。
選択肢ごとの解説
- 1. 老人福祉センターは老人福祉法に基づいて設置される施設であり、地域のお年寄りに対して健康増進、教養の向上、レクリエーションの機会などを提供します。介護保険法とは直接的な関係がありません。正しくは:老人福祉法に基づき設置される。選びやすい理由:「福祉」という言葉から関連性を感じやすいが、根拠法が異なる。混同注意:「福祉」という共通の言葉で、介護保険法との関連性を誤解することがある。
- 2. 精神保健福祉センターは精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)に基づき設置される施設で、精神保健に関する相談援助、普及啓発、調査研究などを行います。介護保険法とは異なる法律に基づいています。正しくは:精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に基づき設置される。選びやすい理由:「福祉」という言葉から関連性を感じるかもしれないが、対象と根拠法が異なる。混同注意:「福祉」という共通の言葉で、介護保険法との関連性を誤解することがある。
- 3. 正解。地域包括支援センターは、介護保険法第115条の4の規定に基づき、市町村が設置する、または設置を委託する機関です。地域の高齢者やその家族に対して、介護予防ケアマネジメント、総合相談支援、権利擁護、包括的・継続的ケアマネジメント支援などの業務を提供し、地域における高齢者の生活を総合的に支える役割を担っています。
- 4. 都道府県福祉人材センターは、社会福祉法に基づき設置される施設で、福祉分野の人材確保や定着を支援することを目的としています。介護保険法とは直接的な設置根拠が異なります。正しくは:社会福祉法に基づき設置される。選びやすい理由:「福祉」や「人材」という言葉から介護保険サービスとの関連性を感じるかもしれないが、根拠法が異なる。混同注意:「福祉」という共通の言葉や、介護分野での人材確保の重要性から、介護保険法との関連性を誤解することがある。
国試ポイント
介護保険法に基づく主な機関やサービスの名称とその役割を正確に理解しているかが問われる。特に、地域包括支援センターの機能と根拠法は重要。
混同注意
各「福祉センター」の名称に「福祉」が含まれるため、どの法律に基づいているか混同しやすい。それぞれのセンターの目的と根拠法を区別して覚える必要がある。
次に同じ論点が出たら
地域包括支援センターの具体的な機能や、どのようなサービスを提供しているかについて詳細に説明できるか。
関連知識
介護保険制度、老人福祉法、精神保健福祉法、社会福祉法、地域支援事業、介護予防、権利擁護。