精神医療審査会で審査を行うのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第108回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
精神医療審査会は、精神保健福祉法に基づき設置され、精神科病院に入院中の患者からの退院請求や処遇改善請求について審査を行うことが主な業務です。これは、患者の人権擁護と適正な医療の確保を図るための重要な機関であり、強制入院制度における人権保障の最後の砦として機能します。
選択肢ごとの解説
- 1. 精神保健指定医の資格認定は、厚生労働大臣が行い、精神・神経医療研究開発推進事業の一環として実施される審査に基づいて決定されます。精神医療審査会の業務ではありません。正しくは:精神保健指定医の資格認定は、厚生労働大臣が審査を経て行う。選びやすい理由:「精神」という共通のキーワードがあるため、関連する機関として誤解しやすい。混同注意:精神医療審査会と精神保健指定医の資格認定機関。
- 2. 正解。精神医療審査会は、精神保健福祉法に基づき、精神科病院に入院している患者からの退院請求や処遇改善請求を審理し、その適否を判断することを主な業務とします。
- 3. 退院後の生活環境に関する相談員(精神保健福祉相談員など)の選定や配置は、自治体や医療機関、地域包括支援センターなどが担う役割であり、精神医療審査会の業務ではありません。正しくは:退院後の生活環境についての相談員は、自治体や医療機関が配置する。選びやすい理由:精神疾患患者の退院支援は重要なため、審査会が関与すると誤解しやすい。混同注意:精神医療審査会と地域生活支援の役割。
- 4. 心神喪失等の状態で他害行為を行った者の医療観察法(心神喪失者等医療観察法)における処遇(入院や通院の決定)は、地方裁判所が審判により決定します。精神医療審査会の業務ではありません。正しくは:心神喪失等の状態で他害行為を行った者の医療観察法の処遇は、地方裁判所が判断する。選びやすい理由:精神科医療に関連する法律であるため、審査会が関与すると誤解しやすい。混同注意:精神医療審査会と医療観察法における裁判所の役割。
国試ポイント
精神医療審査会の役割と機能(特に退院請求・処遇改善請求の審理)について正確に理解しているかが問われる。
混同注意
精神医療審査会と精神保健指定医の役割、あるいは医療観察法における処遇決定機関との区別が混同しやすい。審査会は患者の人権擁護が主な目的である。
次に同じ論点が出たら
精神医療審査会の業務に関する問題が出た場合、「患者の人権擁護」「退院請求」「処遇改善請求」のキーワードに注目し、独立した第三者機関であることと結びつけて判断する。
関連知識
精神保健指定医は精神医療を行う資格であり、精神医療審査会は独立した第三者機関である。また、医療観察法による処遇は裁判所が決定する。精神医療審査会の構成員(精神科医、弁護士、学識経験者)も重要である。