1,500 mL の輸液を朝9時からその日の17時にかけて点滴静脈内注射で実施する。20滴で1 mL の輸液セットを用いた場合の1分間の滴下数を求めよ。ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。
数値を入力し「解答する」を押すと答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は63滴/分
解説
点滴静脈内注射の滴下数を求める計算問題です。輸液量1,500 mLを8時間(朝9時から17時)で投与するため、総輸液時間と輸液セットの滴下係数を用いて計算します。まず、総輸液時間8時間を分に換算すると480分になります。次に、総輸液量1,500 mLに滴下係数20滴/mLを掛け合わせると、総滴下数は30,000滴になります。最後に、総滴下数30,000滴を総輸液時間480分で割ると、1分間あたりの滴下数は62.5滴/分となります。問題の指示に従い、小数点以下第1位を四捨五入すると63滴/分が導き出されます。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。正解です。計算式は、(輸液量 × 滴下係数) ÷ 投与時間(分) です。本問では、(1500 mL × 20 滴/mL) ÷ (8 時間 × 60 分/時間) = 30000 滴 ÷ 480 分 = 62.5 滴/分 となります。小数点以下第1位を四捨五入すると63 滴/分となります。選びやすい理由:正確な計算と四捨五入のルールを適用した結果であるため、迷うことなく選択できます。混同注意:計算ミスがない限り、他の選択肢と混同することはありません。
国試ポイント
点滴静脈内注射の滴下数計算は、医療現場での基本的な薬剤投与管理能力を問うものであり、輸液量、投与時間、輸液セットの滴下係数の関係を正確に理解し、計算できることが求められます。特に、時間の単位換算(時間から分)と、小数点以下の四捨五入の指示に従う点が重要です。
混同注意
滴下数の計算において、時間の単位換算を誤ること(例: 時間をそのまま分として計算する、分への換算を間違える)や、滴下係数の使い方を間違える(例: 滴下係数を掛けるのではなく割る)ことが混同しやすい点です。また、最終的な四捨五入の指示を見落とすことも間違いの原因となります。
次に同じ論点が出たら
同様の計算問題が出題された際は、まず「総輸液量」「投与時間」「輸液セットの滴下係数」の3つの要素を正確に把握します。次に、投与時間を「分」に正しく換算し、輸液セットの滴下係数と輸液量を掛け合わせることで総滴下数を算出します。最後に、総滴下数を総輸液時間(分)で割り、問題の指示通りの四捨五入処理を行います。
関連知識
輸液ポンプを使用する場合の流量設定(mL/h)、微量点滴セット(60滴/mL)を用いた場合の計算、特定薬剤の投与速度(例: 昇圧剤のμg/kg/min)など、様々な薬剤投与計算に関する知識は関連性が高いです。これらの計算も単位換算と適切な公式の適用が重要となります。