健やか親子21(第2次)の基盤課題Bのうち、学童期・思春期の課題の指標となっているのはどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1・2番
解説
健やか親子21(第二次)は、国民の健康の増進の基本的な方向として、子どもたちが健やかに育つ社会の実現を目指しており、その中で学童期・思春期の健康課題として、喫煙や自殺といった生活習慣や精神的健康に関する指標が重要視されています。10代の喫煙率は将来の生活習慣病リスクに直結し、10代の自殺死亡率は精神保健上の重大な課題を示すため、これらが基盤課題Bの指標として設定されています。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。健やか親子21(第二次)の基盤課題B「学童期・思春期から成人期を見据えた生涯にわたる健康の確保」の指標の一つとして、「10代の喫煙率」が明記されています。喫煙は将来の生活習慣病のリスクを高めるため、学童期・思春期からの予防が重要視されています。選びやすい理由:学童期・思春期の生活習慣に関する重要な指標であるため、直感的に正しいと判断しやすいです。混同注意:他の生活習慣病関連の指標(例:肥満度)
- 2. 正解。健やか親子21(第二次)の基盤課題B「学童期・思春期から成人期を見据えた生涯にわたる健康の確保」の指標の一つとして、「10代の自殺死亡率」が明記されています。学童期・思春期の精神保健は重要な課題であり、自殺はその中でも最も深刻な結果であるため、指標として設定されています。選びやすい理由:学童期・思春期の精神保健における重要な課題であるため、正しいと判断しやすいです。混同注意:他の精神保健関連の指標(例:うつ病有病率)
- 3. 10代の定期予防接種の接種率は、健やか親子21(第二次)の基盤課題Bの学童期・思春期の課題の指標には含まれていません。予防接種は乳幼児期の公衆衛生上の重要性が高いですが、10代に特化した主要指標ではありません。正しくは:定期予防接種の接種率は乳幼児期の指標として重要視されることが多いです。学童期・思春期の基盤課題Bの指標には含まれていません。選びやすい理由:予防接種は健康管理の重要な要素であり、学童期・思春期にも接種機会があるため、関連性が高いと感じて選びやすいです。混同注意:乳幼児期の健康課題の指標
- 4. 児童・生徒における不登校の割合は、健やか親子21(第二次)の基盤課題Bの学童期・思春期の課題の指標には含まれていません。不登校は学童期・思春期の重要な社会・精神保健課題ではありますが、健やか親子21(第二次)の主要指標には設定されていません。正しくは:不登校の割合は学童期・思春期の重要な社会・精神保健課題の一つですが、健やか親子21(第二次)の基盤課題Bの指標には明記されていません。指標としては児童虐待や性感染症などがあります。選びやすい理由:不登校は学童期・思春期の精神的・社会的な健康問題と深く関連しているため、正しい指標だと感じやすいです。混同注意:精神保健や社会生活に関する他の一般的な指標
- 5. 児童・生徒におけるむし歯(う歯)の割合は、健やか親子21(第二次)の基盤課題Bの学童期・思春期の課題の指標には含まれていません。口腔の健康は重要ですが、むし歯の割合は基盤課題Bの主要な指標ではありません。正しくは:むし歯(う歯)の割合は学童期・思春期の健康課題の一つではありますが、健やか親子21(第二次)の基盤課題Bの指標には明記されていません。歯・口の健康に関する指標としては、「フッ化物配合歯磨剤使用者の割合」や「永久歯のう蝕罹患状況」などが挙げられます。選びやすい理由:歯・口の健康は学童期・思春期の健康において重要であり、むし歯はその代表的な問題であるため、指標だと感じやすいです。混同注意:歯・口の健康に関する一般的な課題、または乳幼児期のう蝕関連指標
国試ポイント
健やか親子21(第二次)の基盤課題とその具体的な指標を正確に覚えることが重要です。特に学童期・思春期の課題では、身体的健康だけでなく、精神的健康や社会的な課題(喫煙、自殺、性感染症、児童虐待など)が多角的に問われます。
混同注意
健やか親子21には、ライフステージごとの課題と、それらを横断的に支える基盤課題があります。選択肢の中には、基盤課題Bに含まれていない、または学童期・思春期以外の指標と混同しやすいものがあります。
次に同じ論点が出たら
次回同様の問題が出た場合は、まず問題文が「健やか親子21(第二次)の基盤課題B」を問うているか確認し、その上で「学童期・思春期」に焦点を当てた指標であるかを見極めます。特に、喫煙や自殺、性感染症、児童虐待、歯・口の健康、栄養・食生活、運動習慣、精神保健などに関する指標を重点的に確認します。
関連知識
健やか親子21(第二次)の基盤課題Aは「切れ目ない妊産婦・乳幼児への保健医療の提供」、基盤課題Bは「学童期・思春期から成人期を見据えた生涯にわたる健康の確保」、基盤課題Cは「健やかな子どもの育ちを支える安全な生活環境」、基盤課題Dは「妊娠・出産に関する安全性と快適さの確保」です。それぞれの課題に複数の指標があります。