狭心症の治療に用いる薬はどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4・5番
解説
抗血小板薬は血栓形成を抑制し、冠動脈の閉塞を防ぎます。硝酸薬は血管拡張作用により冠動脈を広げ、心臓への酸素供給を改善することで狭心症の症状を和らげます。これらは狭心症の治療において重要な薬剤です。
選択肢ごとの解説
- 1. アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)は、主に高血圧や心不全の治療に用いられ、狭心症の直接的な治療薬ではありません。正しくは:これは高血圧や心不全の治療薬であり、狭心症の直接的な治療薬ではありません。選びやすい理由:循環器系の薬剤であるため、狭心症にも関連すると思われがちです。混同注意:ACE阻害薬やARBは、心臓の負担を軽減する目的で使われることがありますが、狭心症の症状緩和には直接寄与しません。
- 2. スルホニル尿素薬は、2型糖尿病の治療に用いられる血糖降下薬であり、狭心症の治療薬ではありません。正しくは:これは糖尿病の治療薬であり、狭心症の治療には関係ありません。選びやすい理由:薬剤名がカタカナで、他の循環器系薬剤と混同しやすい可能性があります。混同注意:循環器疾患の患者には糖尿病合併が多いですが、この薬自体は狭心症の薬ではありません。
- 3. ジギタリス製剤は、心不全や心房細動などの不整脈の治療に用いられる心臓の収縮力を高める薬剤であり、狭心症の治療薬ではありません。正しくは:これは心不全や特定の不整脈の治療薬であり、狭心症の治療薬ではありません。選びやすい理由:心臓に作用する薬剤であるため、狭心症にも関連すると思われがちです。混同注意:狭心症は心筋虚血が原因ですが、ジギタリスは心筋の収縮力に作用し、虚血改善には直接関与しません。
- 4. 正解。抗血小板薬は、血栓形成を抑制し、冠動脈の閉塞を防ぐことで、狭心症、特に不安定狭心症や心筋梗塞の予防・治療に重要な役割を果たします。
- 5. 正解。硝酸薬は、血管を拡張させ、特に冠動脈を拡張することで心臓への酸素供給を改善し、狭心症発作の症状を迅速に軽減する効果があります。発作時の頓服薬や予防薬として広く用いられます。
国試ポイント
狭心症治療に用いられる主な薬剤の種類と、それぞれの薬理作用を理解しているかが問われています。特に、急性期の症状緩和と長期的な病態進行抑制に用いられる薬剤を区別することが重要です。
混同注意
心臓に関連する他の疾患(高血圧、心不全、不整脈、糖尿病)に用いられる薬剤と混同しやすいです。薬剤の作用機序と適応疾患を正確に把握しておく必要があります。
次に同じ論点が出たら
各薬剤の具体的な商品名、投与方法(舌下錠、貼付剤など)、および患者への説明事項を述べなさい。
関連知識
β遮断薬、カルシウム拮抗薬も狭心症の治療薬として重要です。それぞれの薬剤の作用機序、副作用、禁忌なども合わせて学習しましょう。