超音波検査を実施する部位と患者への説明の組合せで正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第115回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
膀胱の超音波検査では、膀胱に尿が貯まっている方が観察しやすいため、検査前に排尿を我慢するよう説明します。これは、膀胱内の尿が音響窓として機能し、超音波の伝達を助け、膀胱壁や内部構造を鮮明に描出するために重要です。
選択肢ごとの解説
- 1. 肝臓の超音波検査後に翌朝まで安静を要することは一般的ではありません。通常、検査後はすぐに普段通りの生活に戻れます。正しくは:肝臓「検査が終わったら、特に制限はありません」選びやすい理由:一般的な検査後の注意事項と混同する可能性がある。混同注意:安静が必要な検査と混同しやすい。
- 2. 心臓の超音波検査(心エコー)は、通常、左側臥位で行われ、より詳細な評価のために仰臥位なども用いられますが、立った状態で行われることは稀です。正しくは:心臓「検査は左側臥位で行います」選びやすい理由:負荷心エコーなど、特定の条件下では体位が変わることを想像するかもしれないが、基本は臥位。混同注意:他の心臓検査(例:運動負荷試験)の体位と混同するかもしれない。
- 3. 胆囊の超音波検査では、胆囊が収縮していない状態で観察するために、検査前は絶食が必要です。飲食をすると胆囊が収縮してしまい、正確な評価が難しくなります。正しくは:胆囊「検査前は絶食が必要です」選びやすい理由:絶食が必要な検査とそうでない検査の区別があいまいだと誤答しやすい。混同注意:消化器系の他の検査(例:胃の造影検査)の絶食時間と混同するかもしれない。
- 4. 正解。膀胱の超音波検査では、膀胱内に十分な尿を貯めることで、膀胱の壁や内部構造、周囲の臓器を明瞭に観察できます。そのため、検査前の排尿を控えてもらう必要があります。選びやすい理由:特に無し。これは一般的な知識であるため。混同注意:特に無し。
国試ポイント
超音波検査は非侵襲的で有用な検査ですが、部位によっては事前の準備(絶食、蓄尿など)や検査時の体位が異なります。これらの基本的な検査前準備や説明事項を理解しているかが問われます。
混同注意
肝臓や胆嚢の検査では絶食、心臓や腎臓の検査では特定の体位が必要となることがあり、それぞれの検査に合わせた準備を正確に覚える必要があります。
次に同じ論点が出たら
患者への検査説明の正確性は、患者の不安軽減と検査の円滑な実施に直結するため、非常に重要です。看護師として、各検査の目的と必要な準備を確実に把握しておく必要があります。
関連知識
超音波検査の原理、各臓器の超音波検査で観察するポイント、他の画像診断検査(CT、MRIなど)との違いと使い分け。