指定訪問看護ステーションについて正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第112回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
指定訪問看護は、医療保険および介護保険の制度に基づいて行われるサービスであり、必ず医師による訪問看護指示書が必須となります。指示書には利用者の状態、必要なケアの内容、訪問回数などが具体的に記載され、これに基づき看護師がサービスを提供します。これは、訪問看護が医療行為を含むため、医師の管理下で行われるべきという考え方によるものです。
選択肢ごとの解説
- 1. 指定訪問看護ステーションには、看護職員(保健師、助産師、看護師、准看護師)のほか、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などのリハビリテーション専門職も配置できます。これは訪問看護の多職種連携を推進し、利用者の多様なニーズに対応するためです。正しくは:看護職員以外に、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門職も配置できます。選びやすい理由:「看護」という名称から看護職員のみと誤解しやすいですが、実際のサービス内容を考えると他の専門職の配置も必須です。混同注意:訪問看護が「看護」を主軸とするため、他の職種は関わらないと混同しがちです。
- 2. 指定訪問看護ステーションに緊急時用の薬剤の備蓄が義務付けられているという規定はありません。必要な薬剤は、医師の指示に基づき利用者宅に準備してもらうか、訪問時に持参するのが一般的です。薬剤の管理は医師の指示のもと慎重に行われます。正しくは:緊急時用の薬剤の備蓄は義務付けられていません。選びやすい理由:緊急時に対応する役割があるため、薬剤備蓄も必要と勘違いしやすいです。混同注意:救急医療機関のような薬剤備蓄のイメージと混同しやすいです。
- 3. 正解。指定訪問看護ステーションは、医師が交付する訪問看護指示書に基づいてサービスを提供します。この指示書には、訪問の目的、具体的な看護内容、留意事項などが記載されており、適切な医療行為を行うための法的根拠となります。正しくは:この選択肢は正しいです。選びやすい理由:他の選択肢が誤りであると判断できれば、これが正解だと導き出せます。混同注意:医師の指示書とケアプランとの関係性を理解していないと混乱する可能性があります。
- 4. 指定訪問看護ステーションの管理者には一定の実務経験が求められますが、個々の従事する看護職員全員に「〇〇年以上の臨床経験」が必須とされているわけではありません。管理者以外の看護職員については、看護師免許を有していれば従事可能です。正しくは:従事する看護職員全員に〇〇年以上の臨床経験が必須とはされていません。選びやすい理由:専門性の高い業務であるため、経験が必要と考えるのは自然な発想です。管理者と一般の従事者の要件を混同しやすいです。混同注意:管理者や特定の役割に必要な経験と、全ての看護職員に一律に求められる経験を混同しやすいです。
国試ポイント
指定訪問看護ステーションの運営に関する基本原則、特に医師との連携と指示書の位置づけについて理解しているか問う問題です。多職種連携、薬剤管理、従事者の要件といった関連知識も問われます。
混同注意
看護職員以外の職種配置の可否、薬剤の備蓄義務、従事者の経験年数要件(特に管理者と一般従事者の違い)が混同しやすいポイントです。
次に同じ論点が出たら
医師の指示書に基づいて、実際にどのような看護ケアが提供されるべきかを判断する能力。
関連知識
訪問看護ステーションの人員基準、設備基準、運営基準。医療保険と介護保険における訪問看護の位置づけ。訪問看護計画書と訪問看護報告書の役割。地域包括ケアシステムにおける訪問看護の役割。