精子形成の過程を図に示す。 染色体が2倍体(2 n)から1倍体(n)になるのはどれか。

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出典:厚生労働省ホームページ(第115回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢・図は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整え、図は冊子から切り出しています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
精子形成の過程において、一次精母細胞が減数分裂第一分裂を経て二次精母細胞になるときに、染色体数は2倍体(2n)から1倍体(n)に半減します。図では、大きな細胞(一次精母細胞)が二つの小さな細胞(二次精母細胞)に分かれている過程が④に相当し、ここで染色体数が半減します。
選択肢ごとの解説
- 1. ①は精原細胞から一次精母細胞への分化過程であり、この段階では染色体数の変化はありません(2nを維持)。正しくは:この段階は体細胞分裂であり、染色体数は2nのまま変化しない。選びやすい理由:最初の矢印であり、変化の始まりに見えるため、重要な変化が起こると誤解しやすい。混同注意:減数分裂の開始点。実際は減数分裂が始まる準備段階である。
- 2. ②は一次精母細胞が成長して減数分裂に入る前の段階であり、染色体数は2nのままです。正しくは:この段階は細胞の成長であり、染色体数は2nのまま変化しない。選びやすい理由:細胞が大きくなっているため、何らかの大きな変化が起こっているように見える可能性がある。混同注意:減数分裂の準備過程。
- 3. ③は一次精母細胞そのものを指しており、染色体数は2nです。まだ減数分裂第一分裂が完了していません。正しくは:③は一次精母細胞であり、染色体数は2nである。選びやすい理由:細胞分裂が始まる直前の細胞であり、重要なポイントに思える。混同注意:減数分裂が完了した後の細胞。
- 4. 正解。④は一次精母細胞が減数分裂第一分裂を経て二次精母細胞に分かれる過程を示しています。この際に染色体数は2nからnに半減します。
- 5. ⑤は二次精母細胞が減数分裂第二分裂を経て精細胞になる過程を示しています。この段階では染色体数はすでにnであり、染色体数は変化しません(nを維持)。正しくは:この段階は減数分裂第二分裂であり、染色体数はnのまま変化しない(染色分体が分離する)。選びやすい理由:細胞がさらに分裂しているため、再び染色体数が半減すると誤解しやすい。混同注意:減数分裂第一分裂と第二分裂の区別、特に染色体数半減のタイミング。
国試ポイント
減数分裂による染色体数半減のタイミングと精子形成の各段階の名称を覚える。
混同注意
体細胞分裂と減数分裂の違い、特に染色体数変化のタイミング。
次に同じ論点が出たら
同様の図が示された場合、細胞の大きさの変化と分裂の回数から、どの段階で減数分裂第一分裂が起きているかを判断する。
関連知識
減数分裂では、第一分裂で相同染色体が分離し染色体数が半減し、第二分裂で姉妹染色分体が分離します。精子形成では、精原細胞(2n)→一次精母細胞(2n)→二次精母細胞(n)→精細胞(n)→精子(n)の順で分化します。