大泉門が閉鎖する時期に最も近いのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第112回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
大泉門は、頭蓋骨の成長と脳の発育に合わせて開存しており、通常生後7〜8か月頃から小さくなり始め、生後18か月頃(1歳6か月)までに完全に閉鎖します。この時期は頭蓋骨が連結し、脳の発達を終える時期と関連しています。
選択肢ごとの解説
- 1. 生後6か月はまだ大泉門が触知可能であり、閉鎖には至っていません。通常、生後数か月で小さくなり始めるものの、閉鎖はそれ以降です。正しくは:生後6か月では通常まだ開存している。選びやすい理由:小泉門は生後数か月で閉鎖するため、混同しやすいかもしれないが、大泉門はより遅い。混同注意:小泉門の閉鎖時期と混同する可能性がある。
- 2. 正解。大泉門は、一般的に生後7〜8か月から閉鎖し始め、1歳から1歳半頃(約18か月)までに完全に閉鎖するとされています。そのため、1歳6か月は最も適切な時期です。
- 3. 2歳6か月では、通常すでに大泉門は閉鎖しています。この時期にまだ開存している場合は、何らかの疾患を疑う必要があります。正しくは:2歳6か月では通常すでに閉鎖している。選びやすい理由:個人差を考慮し、遅れる可能性を考えるかもしれないが、標準的な閉鎖時期はもっと早い。混同注意:閉鎖時期にかなり個人差があるという誤解から、遅い時期を選択するかもしれない。
- 4. 3歳6か月で大泉門が閉鎖していない場合は、明確な異常と判断され、医療的な評価が必要です。この時期は閉鎖時期としては著しく遅すぎます。正しくは:3歳6か月では閉鎖していない場合に異常を疑う。選びやすい理由:成長がゆっくりなケースを想像するかもしれないが、この時期は通常範囲外。混同注意:非常に稀なケースや病的な状態を一般的な閉鎖時期と誤認する可能性がある。
国試ポイント
乳幼児の発育における大泉門の閉鎖時期に関する知識は、国家試験で頻繁に問われる重要事項です。小泉門の閉鎖時期(生後数か月)との違いを明確に理解しておく必要があります。また、閉鎖時期の異常が示唆する疾患(早期閉鎖:小頭症、遅延閉鎖:水頭症、甲状腺機能低下症など)についても関連知識として押さえておくことが望ましいです。
混同注意
小泉門の閉鎖時期(生後数か月)と大泉門の閉鎖時期を混同しやすい。また、個人差があることを考慮しすぎるあまり、標準的な時期を見誤ることがある。
次に同じ論点が出たら
大泉門の閉鎖時期に異常が見られた場合、次にどのような検査やアセスメントが必要か。大泉門の触診で陥没や膨隆がみられた際の次の対応は何か。
関連知識
大泉門の触知:陥没している場合は脱水、膨隆している場合は頭蓋内圧亢進を示唆する。大泉門の役割:出産時の頭蓋変形、脳成長のためのスペース確保。関連疾患:水頭症、甲状腺機能低下症、ダウン症候群などで閉鎖遅延が見られることがある。小頭症、頭蓋早期癒合症などで早期閉鎖が見られることがある。