正期産の新生児が生理的体重減少によって最低体重になるのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第112回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
正期産で生まれた新生児は、出生後に生理的体重減少を経験します。これは、胎便の排出、過剰な水分の喪失、そして母乳やミルクの摂取が安定するまでの期間の栄養摂取不足などが複合的に影響するためです。この体重減少は通常、生後3〜5日頃に最低値に達し、その後は栄養摂取が確立されるにつれて体重が増加し、約10日から2週間で出生時体重に戻るとされています。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。新生児は出生後、母体から受け取った水分や胎便の排出、摂取量の不足などにより一時的に体重が減少します。この生理的体重減少は一般的に生後3~5日頃に最低値を迎え、その後は増加に転じます。選びやすい理由:すぐに体重が回復するわけではないという知識があれば、この期間が適切だと判断しやすい。混同注意:生後すぐに最低体重になるわけではないという点や、いつから増加に転じるのかという点が混同されることがある。
- 2. 生後8〜10日頃には、生理的体重減少からの回復期に入り、出生時体重に戻るか、それ以上になっていることが多いです。正しくは:生後8〜10日頃には、出生時体重の回復期に入ります。選びやすい理由:体重減少の期間がもう少し続くという誤解から選んでしまう可能性がある。混同注意:体重減少のピークがいつなのか、回復がいつから始まるのかという時期の認識が曖昧な場合。
- 3. 生後13〜15日頃には、通常、出生時体重を大幅に上回り、順調に体重が増加している時期です。正しくは:生後13〜15日頃には、出生時体重を上回り、体重増加が顕著になっています。選びやすい理由:極端に遅い時期を指しているため、選ぶ可能性は低いが、新生児の成長曲線に関する知識が不足していると誤解するかもしれない。混同注意:新生児の成長と発達の一般的なタイムラインを把握していない場合。
- 4. 生後18〜20日頃は、新生児の体重増加がさらに進み、身体が大きく成長している時期にあたります。正しくは:生後18〜20日頃には、新生児の体重は順調に増加し続けています。選びやすい理由:新生児の生理的変化に対する知識が全くない場合、ランダムに選んでしまうかもしれない。混同注意:生理的体重減少という現象自体の理解が不足している場合。
国試ポイント
新生児の生理的体重減少の時期と回復過程は、新生児看護における重要な基礎知識です。正常な範囲を把握しておくことで、異常な体重減少や成長障害の早期発見に繋がります。
混同注意
新生児の生理的体重減少と、疾患による体重減少との鑑別が重要です。生理的体重減少は一時的で、回復が見られるのが特徴です。
次に同じ論点が出たら
この知識は、新生児の健康状態を評価し、適切な授乳指導や育児支援を行う上での判断基準となります。例えば、授乳量が十分か、脱水の兆候がないかなどをアセスメントする際に活用します。
関連知識
生理的体重減少の程度は、出生時体重の約5〜10%が正常範囲とされています。それ以上の減少や、回復の遅れが見られる場合は、脱水や授乳不足、または基礎疾患の可能性を考慮し、専門家の評価が必要です。