受精と着床についての説明で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第110回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
受精は卵管膨大部で起こり、受精卵は卵管内で分割を繰り返しながら移動して、受精後4、5日で子宮に到達します(公式正答3)。その後、胚盤胞の段階で子宮内膜に着床します。
選択肢ごとの解説
- 1. ヒトの卵子が受精能力を持つ期間は、排卵後約24時間(長くても36時間)であり、48時間は長すぎます。正しくは:卵子が受精能をもつ期間は排卵後24時間である。選びやすい理由:比較的長い期間のように感じられるため、正しいと誤解しやすい。混同注意:精子の受精能力維持期間(約72時間)と混同しやすい。
- 2. 受精が起こる主な部位は卵管膨大部であり、卵管采ではありません。卵管采は卵巣から排卵された卵子を捕捉する役割があります。正しくは:受精は卵管膨大部で起こる。選びやすい理由:卵管采が卵子を取り込む場所であるため、受精がそこで行われると誤解しやすい。混同注意:卵子を捕捉する部位(卵管采)と受精が起こる部位(卵管膨大部)を混同しやすい。
- 3. 正解。受精卵は卵管内を移動して、受精後4、5日で子宮に到達します。選びやすい理由:この期間の具体的な日数は曖昧に覚えていると迷う可能性がある。混同注意:着床が始まる時期(受精後7日頃)と混同することがある。
- 4. 着床は、受精卵が胚盤胞の段階になってから起こります。桑実胚は胚盤胞になる前の段階です。正しくは:受精卵は胚盤胞の段階で着床する。選びやすい理由:桑実胚も初期発生の重要な段階であるため、着床と関連付けてしまいやすい。混同注意:胚の発生段階(桑実胚、胚盤胞)とその機能(移動、着床)を混同しやすい。
国試ポイント
生殖生理における受精、胚の発生段階、および着床の時期と場所に関する正確な知識が問われています。特に各プロセスの時間軸と具体的な場所を理解していることが重要です。
混同注意
卵子の受精能期間と精子の受精能期間、受精部位と着床部位、桑実胚と胚盤胞の段階。
次に同じ論点が出たら
この知識を基に、不妊治療や人工授精、体外受精などの生殖補助医療に関する問題にも対応できるようになる。
関連知識
女性生殖器の解剖と機能、月経周期におけるホルモンの役割、初期胚発生の過程。