出産や育児に関する社会資源と法律の組合せで正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
選択肢1の「入院助産 — 児童福祉法」が正しい組み合わせです。入院助産制度は、経済的な理由で病院や助産所に費用を支払って入院できない妊産婦に対し、児童福祉法第22条に基づき、都道府県や市町村が助産施設での助産を受けさせる制度です。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。入院助産は、経済的な理由で入院して出産できない妊産婦が、児童福祉法に基づいて助産施設に入所して助産を受けられる制度です。
- 2. 出産扶助は生活保護法に基づくものであり、母体保護法とは関連がありません。母体保護法は人工妊娠中絶や不妊手術に関する規定が中心です。正しくは:出産扶助 — 生活保護法選びやすい理由:「出産」というキーワードで関連づけやすいかもしれません。混同注意:出産に関する様々な法律と混同しやすい。母体保護法は母体の健康維持が主な目的です。
- 3. 出産手当金は健康保険法に基づく給付であり、母子保健法とは直接関連しません。母子保健法は、母子保健の向上を目的とした予防的な健康管理や指導に関するものです。正しくは:出産手当金 — 健康保険法選びやすい理由:「母子」という言葉で関連づけてしまいそうですが、出産手当金は所得保障の側面が強いです。混同注意:出産に関する経済的支援(健康保険法)と、母子の健康管理(母子保健法)が混同されやすいです。
- 4. 養育医療は、未熟児など特定の要件を満たす乳児に対し、母子保健法に基づいて医療費の公費負担を行う制度です。児童手当法は、児童の養育者に手当を支給する制度であり、医療費の公費負担とは異なります。正しくは:養育医療 — 母子保健法選びやすい理由:どちらも「児童」に関わる法律であるため、混同しやすいです。混同注意:児童の医療費助成(母子保健法)と、児童の養育費支給(児童手当法)を混同しやすいです。
国試ポイント
出産・育児に関する様々な社会資源と、それを規定する関連法規を正確に結びつけられるかどうかが問われています。特に、各法律の目的や対象となる制度を理解しているかが重要です。
混同注意
出産や育児に関連する法律は多岐にわたり、それぞれが異なる目的(経済的支援、医療、保護、保健など)を持っています。そのため、制度と法律の組み合わせを混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
今後、同様の論点が出題された場合、他の主要な社会資源(例:学童保育、ひとり親家庭等医療費助成、発達障害者支援など)と関連法規(例:児童育成手当条例、障害者総合支援法、母子及び父子並びに寡婦福祉法など)の組み合わせについても確認が必要です。
関連知識
生活保護法(出産扶助)、健康保険法(出産手当金)、母子保健法(養育医療、乳幼児健康診査など)、児童手当法(児童手当)、児童福祉法(入院助産、児童相談所、児童福祉施設など)