輸血用血液製剤に分類されるのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第114回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
輸血用血液製剤とは、全血、赤血球製剤、血小板製剤、新鮮凍結血漿などを指します。これらは、失われた血液成分を直接補充することを目的としています。一方、免疫グロブリン製剤、血液凝固因子製剤、アルブミン製剤は、血漿から特定の成分を分離・精製した「血漿分画製剤」に分類され、治療目的が異なります。
選択肢ごとの解説
- 1. 免疫グロブリン製剤は血漿分画製剤であり、特定の疾患(免疫不全症など)の治療に用いられますが、輸血用血液製剤とは区別されます。正しくは:これは血漿分画製剤であり、輸血用血液製剤には分類されません。選びやすい理由:血液由来であるため、輸血と関連があるように思えるかもしれません。混同注意:免疫グロブリン製剤は、血液から特定のタンパク質を分離・精製したものであり、赤血球や血小板などの細胞成分を含まない点で輸血用血液製剤と異なります。
- 2. 血液凝固因子製剤も血漿分画製剤であり、血友病などの凝固異常症の治療に用いられます。輸血用血液製剤には分類されません。正しくは:これは血漿分画製剤であり、輸血用血液製剤には分類されません。選びやすい理由:血液の成分である凝固因子を補給するという点で輸血と関連があるように思えるかもしれません。混同注意:血液凝固因子製剤は、特定の凝固因子を濃縮したものであり、全血や赤血球製剤とは目的と組成が異なります。
- 3. アルブミン製剤も血漿分画製剤であり、低アルブミン血症や循環血漿量減少時の補充などに用いられますが、輸血用血液製剤には分類されません。正しくは:これは血漿分画製剤であり、輸血用血液製剤には分類されません。選びやすい理由:血液の主要なタンパク質であるアルブミンを補給するという点で輸血と関連があるように思えるかもしれません。混同注意:アルブミン製剤は、血漿からアルブミンを分離・精製したものであり、細胞成分を含まないため、輸血とは区別されます。
- 4. 正解。赤血球製剤は、貧血の治療を目的として赤血球を輸注するために用いられる代表的な輸血用血液製剤です。正しくは:正解です。赤血球製剤は輸血用血液製剤の主要な一つです。選びやすい理由:他の選択肢も血液由来であるため、混同しやすいかもしれません。混同注意:輸血用血液製剤とは、全血、赤血球製剤、血小板製剤、新鮮凍結血漿などを指し、細胞成分や止血因子を補うことを目的としています。
国試ポイント
輸血用血液製剤と血漿分画製剤の分類とそれぞれの基本的な使用目的を理解しているかが問われています。特に、輸血用血液製剤は細胞成分を含むものが多いのに対し、血漿分画製剤は特定のタンパク質成分を精製したものであるという違いを把握することが重要です。
混同注意
血液由来である点では共通しているため、血漿分画製剤と輸血用血液製剤を混同しやすい。特に、血漿も輸血用血液製剤に分類されるため、その区別が難しい場合があります。
次に同じ論点が出たら
患者の状態に応じてどの輸血用血液製剤を選択すべきか、また血漿分画製剤の適応症を具体的に挙げられるか。
関連知識
輸血の適応(貧血、出血、血小板減少など)、輸血に伴う副作用(発熱、アレルギー反応、GVHDなど)、血液型、交差適合試験、感染症スクリーニング、血液製剤の種類(全血、赤血球濃厚液、血小板濃厚液、新鮮凍結血漿など)。