パッチテストで皮膚反応を観察するタイミングはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第112回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
パッチテストは、接触皮膚炎などの遅延型アレルギー反応の原因物質を特定するために行われます。この反応は、感作物質への曝露後、T細胞が活性化されて炎症反応が起こるまでに一定の時間を要するため、一般的に48時間後に絆創膏を除去し、皮膚の紅斑、丘疹、浮腫、水疱などの反応を確認します。追加で72時間後や1週間後に観察することもありますが、初期の主要な判定は48時間後です。
選択肢ごとの解説
- 1. パッチテストの早期反応は12時間後にも見られることがありますが、遅延型アレルギー反応の主たる観察時期としては不十分です。正しくは:パッチテストの主要な観察時期は通常48時間後です。選びやすい理由:即時型反応や急性皮膚炎であればこの時期に反応が出現しますが、パッチテストは遅延型アレルギー反応を評価するため、より長い時間を要します。混同注意:即時型アレルギー検査(プリックテストなど)と混同すると、反応確認時期を早めてしまう可能性があります。
- 2. 24時間後にも反応が見られることはありますが、遅延型アレルギー反応の診断においては、より正確な判定のためにさらなる観察時間が必要です。正しくは:パッチテストの主要な観察時期は通常48時間後です。選びやすい理由:一部の感作物質による反応は24時間後に出現することもありますが、多くの場合はより時間がかかります。混同注意:皮膚疾患の急激な変化を見る場合と混同すると、観察時期を短く見積もってしまうことがあります。
- 3. 36時間後でも反応は出ることがありますが、遅延型アレルギー反応の確認としては、さらに時間が経過した時点での評価が標準的です。正しくは:パッチテストの主要な観察時期は通常48時間後です。選びやすい理由:24時間よりは長く、48時間に近いため、正しいように感じられますが、標準的な観察時期ではありません。混同注意:特定のプロトコルにおける中間観察時期と混同する可能性があります。
- 4. 正解。パッチテストは遅延型アレルギー反応を評価するものであり、一般的に48時間後に絆創膏を剥がして反応を観察するのが標準的な手順です。これはツベルクリン反応などの遅延型過敏反応と同様のメカニズムに基づきます。正しくは:選択肢の記載通り48時間後に観察します。選びやすい理由:最も標準的かつ推奨される観察時期であるため、迷うことは少ないでしょう。混同注意:他の観察時期と比べて、遅延型アレルギーの評価にはこの時期が最も適切であることを理解していれば、混同することはありません。
国試ポイント
パッチテストの基本的な実施手順と、遅延型アレルギー反応の機序に基づいた観察タイミングの知識が問われています。特に、48時間という数字は重要なポイントです。
混同注意
即時型アレルギー反応の検査(プリックテストやスクラッチテスト)では、反応は数分から数十分で現れるため、パッチテストとは観察時期が大きく異なります。これらを混同しないように注意が必要です。
次に同じ論点が出たら
48時間後の判定で陰性であった場合でも、偽陰性を避けるために72時間後や1週間後にも追加観察を行うべきか、または他の検査を検討すべきか判断する。
関連知識
ツベルクリン反応も遅延型過敏反応の一種であり、同様に48時間後の反応を判定します。薬疹の検査法や食物アレルギーの診断における皮膚テストなども関連知識として押さえておくと良いでしょう。