要介護者に対し、看護・医学的管理の下で必要な医療や日常生活上の世話を行うのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第108回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
介護老人保健施設は、要介護者が自宅へ戻ることを目指し、医師や看護師、理学療法士、作業療法士などが共同で、医療ケアとリハビリテーション、日常生活支援を一体的に提供する施設です。医療と介護の中間施設としての役割を担い、特に医療的管理下でのリハビリテーションに重点を置いています。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。介護老人保健施設は、要介護者に対し、看護・医学的管理の下での介護やリハビリテーション、医療的ケア、日常生活上の支援を提供し、在宅復帰を目的とする施設であるため、問題文の記述に合致します。選びやすい理由:問題文の要件に最も合致するため、正答として選びやすいです。混同注意:介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
- 2. 短期入所生活介護(ショートステイ)は、家族の介護負担軽減や病気などで一時的に在宅介護が困難になった場合などに、短期間施設に入所して介護や機能訓練を受けるサービスであり、恒常的な医療的管理下での入所施設ではありません。正しくは:一時的な入所による介護・機能訓練サービス選びやすい理由:介護を提供するサービスであるため、医療的な管理が必要な場合もあると誤解しやすいです。しかし、主に生活介護と機能訓練が中心であり、問題文の『医療行為や医学的な管理』という恒常的な要件には合いません。混同注意:介護保険の施設サービス
- 3. 保健センターは、地域住民の健康増進や疾病予防、健康相談、母子保健などを目的とした行政機関であり、要介護者への入所型の医療行為や日常生活上の援助を提供する施設ではありません。正しくは:地域住民の健康増進、疾病予防、健康相談などを行う行政機関選びやすい理由:「保健」という言葉から医療や健康に関連する施設であるため、高齢者へのサービスも提供していると誤解しやすいですが、提供サービスの内容が異なります。混同注意:高齢者向けの地域包括ケアサービス全般
- 4. 有料老人ホームは、高齢者が居住する施設であり、生活支援サービスを提供しますが、必ずしも「看護や医学的な管理のもと、必要な医療行為」を専門的に提供することを目的とした施設ではありません。医療行為の提供は併設の医療機関や外部サービスに依存することが一般的です。正しくは:高齢者が居住し、生活支援サービスを提供する施設(医療行為は外部サービス利用が一般的)選びやすい理由:高齢者が入所する施設であるため、医療的ケアも提供していると誤解しやすいですが、問題文の「看護や医学的な管理のもと、必要な医療行為」を施設自体が主たる目的として提供するわけではありません。混同注意:介護保険の施設サービス
国試ポイント
介護保険制度における施設サービスの種類とその役割、特に介護老人保健施設の機能について正確に理解することが求められます。
混同注意
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)と混同しやすいですが、老健施設は『在宅復帰』を目的とした『中間施設』であり、医療・リハビリテーションが強化されています。特養は『生活の場』としての役割が強く、医療ケアは限定的です。
次に同じ論点が出たら
同様の論点が出た場合は、問題文中のキーワード「看護や医学的な管理のもと」「必要な医療行為や日常生活上の援助」「介護を要する方」から、医療と介護を一体的に提供し、在宅復帰を支援する施設を判断します。
関連知識
介護保険施設には、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、介護老人保健施設、介護医療院の3種類があります。それぞれの施設が提供するサービス内容、目的、入所対象者を整理して覚えることが重要です。