生活習慣が発症に関連している疾患はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第107回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
肺気腫の最大の原因は喫煙であり、これは代表的な生活習慣です。喫煙習慣が長期間続くことで、肺の組織が破壊され、肺気腫が発症・進行します。一方、1型糖尿病、肥大型心筋症、重症筋無力症はいずれも自己免疫性疾患や遺伝性疾患であり、生活習慣が直接的な発症原因とは考えられていません。この問題は、主要な生活習慣病とその原因を理解しているかを確認しています。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。肺気腫は、喫煙が最大の原因であり、他にも大気汚染などが関与します。これらは個人の生活習慣や環境要因に密接に関連しています。
- 2. 1型糖尿病は自己免疫疾患であり、生活習慣よりも遺伝的要因やウイルス感染などが発症に深く関与すると考えられています。生活習慣が直接的な原因ではありません。正しくは:2型糖尿病は生活習慣病であり、食生活や運動不足が発症に強く関連します。選びやすい理由:糖尿病全体が生活習慣病という認識から、1型も含まれると誤解する可能性があります。混同注意:1型糖尿病と2型糖尿病の区別
- 3. 肥大型心筋症は遺伝性の疾患であることが多く、心臓の筋肉が異常に厚くなる病気です。生活習慣との直接的な関連は小さいとされています。正しくは:高血圧性心疾患は生活習慣(高血圧)に関連が深いです。選びやすい理由:心臓病という点で、生活習慣が影響しそうな印象を受けるかもしれません。混同注意:心筋症の種類や遺伝性疾患の知識不足
- 4. 重症筋無力症は自己免疫疾患であり、神経と筋肉の接合部で信号伝達がうまくいかなくなることが原因です。生活習慣が発症に直接的に関与することはありません。正しくは:特定の薬剤の副作用や、過労などが症状を悪化させる可能性はありますが、発症原因としては生活習慣は挙げられません。選びやすい理由:ストレスや疲労が症状を悪化させることはあっても、発症原因ではないという区別が難しいかもしれません。混同注意:自己免疫疾患と生活習慣病の区別
国試ポイント
生活習慣病の定義と、代表的な生活習慣病(特に喫煙、食生活、運動不足など)が原因となる疾患を正確に区別できるかが問われます。特に、遺伝的要因や自己免疫が主な原因となる疾患と混同しないように注意が必要です。
混同注意
生活習慣病と、遺伝性疾患・自己免疫疾患・感染症など、他の要因で発症する疾患との区別。特に糖尿病は1型と2型で発症機序が大きく異なるため、注意が必要。
次に同じ論点が出たら
この問題の論点からさらに深堀りするなら、具体的な生活習慣(喫煙、過剰な飲酒、運動不足、偏った食生活など)がどの疾患の発症リスクを高めるかを問う問題、あるいは特定の疾患の予防策としてどのような生活習慣の改善が推奨されるかを問う問題が出題される可能性があります。
関連知識
生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病(2型)、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、がんの一部)、自己免疫疾患(関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、橋本病、バセドウ病など)、遺伝性疾患(マルファン症候群、ダウン症候群など)。