訪問看護の利用者に関する訪問看護と病院の外来看護の連携で適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
利用者が自宅で使用している医療材料の情報を外来看護師と共有することは、訪問看護と病院の外来看護が連携し、継続的なケアを提供するために極めて重要です。これにより、外来受診時に必要な物品の準備や、自宅での使用状況に応じた指導が可能となり、医療安全の確保と適切なケアの継続に繋がります。
選択肢ごとの解説
- 1. 訪問看護報告書は、情報共有の一つの手段であり重要ですが、外来の看護師に提出することが「必須」とまでは規定されていません。必要に応じて、適切な方法で情報共有が行われます。正しくは:訪問看護報告書は、利用者のケアに必要な情報を共有する手段の一つとして活用されるべきである。選びやすい理由:報告書による情報共有は重要であるため、必須と誤解しやすい。混同注意:「必須」という強い表現が、一般的な情報共有の重要性と混同されやすい。
- 2. 利用者の個人情報を相互に共有する際には、個人情報保護法に基づき、原則として本人の同意が必要です。同意なしの共有は、プライバシー侵害にあたる可能性があります。正しくは:利用者の個人情報を相互に共有する際には、原則として本人の同意書が必要である。選びやすい理由:連携の円滑化を優先してしまい、同意の必要性を軽視する可能性がある。混同注意:「連携」の重要性と「個人情報保護」の原則が混同されやすい。
- 3. 正解。利用者が自宅で使用している医療材料の情報を外来看護師と共有することは、自宅でのケア継続性や外来での指導内容の適切性を保つ上で非常に重要です。これにより、無駄な医療材料の処方や、自宅での使用方法の誤りを防ぐことができます。選びやすい理由:具体的な実践内容であるため、重要性が理解されやすい。混同注意:他の選択肢が持つ「必須」や「不要」といった強い表現と比較して、具体的な行動であるため、より適切と判断されやすい。
- 4. 訪問看護師が利用者に代わって外来診察の予約を依頼することは、利用者の自主性を尊重する観点から適切ではありません。利用者の意向を確認し、必要に応じて予約方法を案内したり、受診支援を行うのが一般的です。代理での予約は、利用者の自己決定権を侵害する可能性があります。正しくは:訪問看護師は、利用者の意向を確認し、外来診察の予約について支援する。選びやすい理由:利用者の負担を軽減しようとする気持ちから、代行が良い行動であると誤解しやすい。混同注意:「支援」と「代行」の区別が混同されやすい。利用者中心のケアの原則と外れている点。
国試ポイント
訪問看護と病院看護の連携における情報共有の重要性を理解する。
混同注意
情報共有と個人情報保護のバランス、義務と推奨の区別。
次に同じ論点が出たら
利用者の状態やケアに関する具体的な情報共有の必要性が問われた場合、どのような情報が連携に有効かという視点で判断する。
関連知識
地域連携パス、退院調整看護師の役割、診療情報提供書、インフォームドコンセント、多職種連携。