疾病や障害に対する二次予防の具体的な取り組みはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第114回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
二次予防は、疾病の早期発見・早期治療によって、疾病の進行や重症化を防ぐことを指します。がん検診は、自覚症状のない段階でがんを発見し、治療を開始することで予後を改善したり、重症化を避けたりすることを目的としているため、二次予防の具体的な取り組みとして最も適切です。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。二次予防は、疾病の早期発見・早期治療によって重症化を防ぐことを目指します。がん検診は、自覚症状が現れる前にがんを発見し、早期治療につなげるための活動であるため、二次予防に該当します。選びやすい理由:一次予防や三次予防との区別があいまいだと、他の選択肢に迷う可能性があります。混同注意:「がん検診」という言葉自体は広く知られているが、それが予防のどの段階に当たるのかを正確に理解していないと混乱しやすい。
- 2. 予防接種は、疾病の発生自体を未然に防ぐことを目的としており、疾病が発生する前の段階での介入であるため、一次予防に分類されます。正しくは:これは一次予防の取り組みである。選びやすい理由:「予防」という言葉が含まれるため、予防全般と混同しやすい。混同注意:「予防」という語句から、疾病全般の予防と誤解されることがある。
- 3. リハビリテーションは、すでに発生した疾病や障害によって生じた機能低下を回復・維持し、社会復帰を支援することを目的としています。これは疾病の進行後に行われるため、三次予防に分類されます。正しくは:これは三次予防の取り組みである。選びやすい理由:身体機能の回復を目指す点で「予防」と捉えがちだが、すでに障害が発生している点がポイント。混同注意:「リハビリテーション」が「健康維持」と関連付けられ、予防全般と混同される可能性がある。
- 4. 健康づくりのための運動は、疾病の発生を予防し、健康状態を維持・向上させることを目的とします。これは疾病が発生する前の段階での介入であるため、一次予防に分類されます。正しくは:これは一次予防の取り組みである。選びやすい理由:「健康づくり」という言葉から、良いこと全般と捉えやすい。混同注意:健康増進活動が予防のどの段階に位置づけられるか不明瞭な場合に間違えやすい。
国試ポイント
一次予防、二次予防、三次予防のそれぞれの定義と、具体的な取り組みを正しく区別できるかが問われる。特に「早期発見・早期治療」が二次予防のキーワードであることを理解しておく必要がある。
混同注意
一次予防(疾病発生前の介入)と三次予防(疾病発生後の機能回復・社会復帰支援)との区別が曖昧な場合、誤答しやすい。
次に同じ論点が出たら
提示された具体的な介入が、「疾病発生前」「疾病発生後の早期発見・早期治療」「疾病発生後の機能回復・社会復帰」のどの段階に該当するかを判断する。
関連知識
一次予防:健康教育、予防接種、生活習慣改善。三次予防:リハビリテーション、合併症管理、QOL向上。