射出される精子が通るのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第111回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
射精時には、精巣上体で成熟・貯蔵された精子が精管を通って上行し、射精管を経て最終的に尿道を通って体外へ排出されます。尿道は精液だけでなく尿の排出経路も兼ねています。
選択肢ごとの解説
- 1. 精嚢は精液の主要成分(果糖など)を産生する器官であり、精子の通路ではありません。正しくは:精嚢は精液の成分を分泌する器官であり、精子の排出経路ではありません。選びやすい理由:精液の一部を構成する液体を分泌するため、精子と関連がある器官として選択されやすいです。混同注意:精子の通路である精管や尿道と、精液の成分を分泌する精嚢を混同しやすいです。
- 2. 尿管は腎臓で作られた尿を膀胱へ運ぶ管であり、精子の排出経路とは全く関係ありません。正しくは:尿管は尿の通路であり、精子の通路ではありません。選びやすい理由:泌尿器系の管の一つであるため、混同して選択される可能性があります。混同注意:尿道と尿管の名称の類似性から混同しやすいですが、機能と走行は全く異なります。
- 3. 正解。尿道は男性において尿の排出路であるとともに、精液の排出路も兼ねています。精子は射精管を経て尿道に合流し、体外へ排出されます。選びやすい理由:正解肢であるため、医学的知識に基づいて選択されます。混同注意:尿道が尿と精液の両方を排出する管であることを知らないと、選択肢から除外してしまうことがあります。
- 4. 膀胱は尿を一時的に貯蔵する器官であり、精子が通過して体外へ排出される経路ではありません。正しくは:膀胱は尿を貯蔵する器官であり、精子の排出経路ではありません。選びやすい理由:泌尿器系の主要な器官であり、尿道と近接しているため、精子の排出に関与すると誤解されることがあります。混同注意:尿道や精管といった排出経路と、尿を貯蔵する膀胱の機能を混同しやすいです。
- 5. 前立腺は精液の一部を構成する液体を分泌する器官であり、精子の通路ではありません。射精管は前立腺内を貫通していますが、前立腺自体は通路ではありません。正しくは:前立腺は精液の成分を分泌する器官であり、精子の排出経路ではありません。選びやすい理由:射精に関わる重要な器官であり、射精管が内部を通過するため、精子の通路と誤解されやすいです。混同注意:精子の通路である射精管や尿道と、精液の成分を分泌する前立腺を混同しやすいです。
国試ポイント
男性生殖器系の精子形成から排出までの経路と各器官の機能的役割を正確に理解することが重要です。
混同注意
精液が作られる場所(精嚢、前立腺)と、精子が体外へ排出される最終経路(尿道)を混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
精子の排出経路に関する問題では、精子が最終的にどの管を通って体外に出るのか、その名称を正確に判断します。特に尿道が精子と尿の両方の排出路であることを理解しているかを確認します。
関連知識
精子は精巣で形成され、精巣上体で成熟・貯蔵されます。射精時には精管→射精管→尿道という経路をたどります。精嚢や前立腺は精液の成分を産生し、精子と混じり合って精液を形成します。