使用後の注射針を廃棄する容器のバイオハザードマークの色はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第111回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
使用後の注射針は鋭利物(シャープス)に分類される感染性廃棄物であり、その廃棄容器には黄色のバイオハザードマークを表示することが日本の医療機関における一般的な取り決めです。赤色は血液などの液状感染性廃棄物、橙色はプラスチックやゴムなどの固形感染性廃棄物に用いられます。黒色は感染性廃棄物には通常使用されません。
選択肢ごとの解説
- 1. 赤色のバイオハザードマークは、血液や体液など、主に液状の感染性廃棄物を示す際に用いられます。注射針は「鋭利物」に分類されるため、通常は赤色ではありません。正しくは:血液や体液などの液状感染性廃棄物用の容器に表示されます。選びやすい理由:血液が付着している注射針であることから、血液の色と関連付けて赤を選んでしまう可能性があります。混同注意:シャープス(鋭利物)ではなく、主に液状廃棄物の分類と混同しやすいです。
- 2. 正解。黄色のバイオハザードマークは、注射針、メス、ガラス片など、皮膚を刺したり切ったりする危険のある鋭利物(シャープス)を含む感染性廃棄物を示す際に用いられる色です。これは医療現場での標準的な分類に基づいています。
- 3. 黒色のバイオハザードマークは、感染性廃棄物の分類では一般的に使用されません。黒は放射性廃棄物の区分や、特定の一般廃棄物を示す際に使われることが稀にありますが、感染性廃棄物の色分けとは異なります。正しくは:感染性廃棄物の分類では通常使用されません。選びやすい理由:非常に危険な感染性物質というイメージから、強い色である黒を連想する人もいるかもしれません。混同注意:感染性廃棄物の区分と、放射性廃棄物や一般廃棄物の色分けを混同しやすいです。
- 4. 橙色のバイオハザードマークは、プラスチック類やゴム製品などの固形感染性廃棄物を示す際に用いられます。注射針は「鋭利物」に分類され、固形物とは別の区分になります。正しくは:プラスチック類やゴム製品などの固形感染性廃棄物用の容器に表示されます。選びやすい理由:赤と黄色の中間色であり、何となく感染性廃棄物の色として選びやすいかもしれません。また、一部の国や地域ではオレンジが感染性廃棄物全般を示す場合があるため、国際的な基準と混同する可能性もあります。混同注意:鋭利物(注射針)と、プラスチックやゴムなどの固形感染性廃棄物の分類を混同しやすいです。
国試ポイント
感染性廃棄物の適切な分別と処理に関する知識は、看護師の国家試験で頻繁に問われる重要テーマです。特に、バイオハザードマークの色とその対象となる廃棄物の種類(液状、固形、鋭利物)の組み合わせを正確に理解しているかが試されます。実務に直結する知識であるため、確実に覚えておく必要があります。
混同注意
バイオハザードマークの赤(液状)、黄(鋭利物)、橙(固形)の区別が曖昧になりがちです。特に、血液が付着しているからといって注射針を液状廃棄物(赤)と混同したり、一般的なゴミと区別する際に他の色と迷ったりすることがあります。
次に同じ論点が出たら
次に同様の問題が出た場合、まず『廃棄物の種類(鋭利物、液状、固形)』を明確に特定し、それに合致するバイオハザードマークの色(黄、赤、橙)を冷静に判断することが重要です。特に、血液が付着していても注射針は『鋭利物』として分類される点を再確認しましょう。
関連知識
感染性廃棄物は、環境省の「感染性廃棄物処理マニュアル」や各自治体の条例に基づいて厳格に分類・処理されます。医療廃棄物の管理は、患者や医療従事者の安全確保、公衆衛生の維持に不可欠な業務です。これには、廃棄物の種類に応じた適切な容器の使用、保管場所の管理、最終処分までのプロセス全体が含まれます。