老人性難聴の特徴はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
老人性難聴は、加齢に伴う内耳の蝸牛有毛細胞や神経細胞の変性により生じる感音難聴であり、左右差が少なく、両耳でほぼ対称性に進行することが特徴である。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。老人性難聴は加齢に伴う生理的な変化であり、通常、両側の内耳が同様に影響を受けるため、両側性、かつ対称性に生じることが特徴である。選びやすい理由:老人性難聴の最も特徴的な症状の一つであり、正しい知識があれば迷わず選択できる。混同注意:片側性の難聴(突発性難聴など)
- 2. 老人性難聴は、内耳の有毛細胞や聴神経の障害による感音難聴であり、伝音系(外耳・中耳)の障害は通常伴わない。正しくは:感音性難聴である。選びやすい理由:難聴には伝音性、感音性、混合性の3種類があるため、選択肢として考慮しやすい。混同注意:中耳炎などによる伝音難聴や、それらが合併した混合性難聴
- 3. 老人性難聴は、蝸牛基底回転部の有毛細胞が先に障害されるため、高音域から聴力低下が始まることが典型的である。正しくは:高音域が障害される。選びやすい理由:難聴の種類によって障害される音域が異なるため、知識が曖昧だと低音域と誤って認識することがある。混同注意:メニエール病など低音域が障害される難聴
- 4. 老人性難聴は、内耳(蝸牛有毛細胞や聴神経)の障害によって起こる感音難聴であり、外耳や中耳の障害ではない。正しくは:内耳の障害によって起こる。選びやすい理由:難聴の原因部位は多岐にわたるため、外耳の障害(耳垢栓塞など)も難聴の原因となることから、混同しやすい。混同注意:耳垢栓塞や外耳道炎などによる外耳性難聴、中耳炎などによる中耳性難聴
国試ポイント
老人性難聴の病態生理、臨床的特徴、および鑑別疾患を理解することが重要です。
混同注意
伝音難聴や突発性難聴、メニエール病など、他の難聴の原因やタイプとの鑑別が重要です。老人性難聴は感音難聴であり、多くは高音障害型です。
次に同じ論点が出たら
「両側性」「感音難聴」「高音域障害」「不可逆性」「加齢」のキーワードに注目して判断します。
関連知識
老人性難聴は生活の質(QOL)低下につながり、認知症との関連も指摘されています。補聴器による介入やコミュニケーション支援が重要となります。