平成28年(2016年)の介護サービス施設・事業所調査における要介護度別利用者数の構成割合で、要介護5の利用者が最も多いのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
平成28年(2016年)の介護サービス施設・事業所調査の結果において、要介護度別にみた利用者の構成割合で、要介護の利用者が最も多い介護サービスは訪問入浴介護です。訪問入浴介護は、自宅で入浴が困難な重度の要介護者を主な対象としているため、要介護度の高い利用者の割合が高くなる傾向にあります。
選択肢ごとの解説
- 1. 訪問介護は、身体介護や生活援助を提供しますが、軽度から重度まで幅広い要介護者が利用するため、要介護の利用者が最も多い介護サービスとは限りません。正しくは:利用者の構成割合において、要介護の利用者が最も多いのは訪問入浴介護です。選びやすい理由:訪問介護は最も一般的な介護サービスの一つであり、多くの要介護者が利用するため、最も多いと誤解しやすいです。混同注意:訪問入浴介護の特定の対象者層
- 2. 訪問看護は、医療処置や病状管理など医療ニーズのある要介護者が利用しますが、要介護度と直接的な相関が常に最も高いわけではありません。医療ニーズの有無が主要な判断基準です。正しくは:利用者の構成割合において、要介護の利用者が最も多いのは訪問入浴介護です。選びやすい理由:訪問看護も重度な状態の要介護者が利用することが多いため、最も多いと誤解しやすいです。混同注意:訪問入浴介護の特定の対象者層
- 3. 居宅介護支援は、ケアプランの作成などを行うサービスであり、要介護者がサービスを利用するための入り口となるため、要介護度の高い利用者に限定されるわけではありません。むしろ全ての要介護者が利用し得ます。正しくは:利用者の構成割合において、要介護の利用者が最も多いのは訪問入浴介護です。選びやすい理由:全ての要介護者が利用するため、利用者数が最も多いサービスと混同しやすいですが、要介護度の『構成割合』とは異なります。混同注意:訪問入浴介護の特定の対象者層、または単なる利用者数
- 4. 正解。訪問入浴介護は、自宅での入浴が困難な、主に重度の要介護者を対象としたサービスであるため、要介護度の高い利用者の構成割合が他のサービスと比較して最も高くなります。選びやすい理由:特定のサービスが重度者に特化しているという知識がないと、他の一般的なサービスを選んでしまいがちです。混同注意:他の訪問系サービス全般
国試ポイント
介護サービスの種類とその主な利用者層、特に要介護度別の利用割合の特徴を理解しておくことが重要です。訪問入浴介護が重度者向けサービスであることを把握する。
混同注意
訪問介護、訪問看護、居宅介護支援も要介護者が利用するサービスですが、訪問入浴介護ほど重度利用者に特化しているわけではない点を混同しないよう注意が必要です。特に訪問介護は軽度から重度まで幅広い要介護者が利用します。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た場合は、各介護サービスの提供目的やサービス内容から、どのような要介護度レベルの利用者が多いかを推測して判断します。特に「訪問入浴介護」は重度要介護者向けのサービスであることを再確認します。
関連知識
訪問入浴介護は、身体が不自由で自宅での入浴が困難な要介護者に、専門のスタッフが訪問し、居室で入浴介助を行うサービスです。このサービスは、利用者のADL維持・向上だけでなく、清潔保持による感染症予防や精神的リフレッシュにも寄与します。介護保険制度におけるサービス区分とその目的、対象者を関連付けて覚えることが重要です。