アレルギー性鼻炎について正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
アレルギー性鼻炎は、特定のアレルゲンに対する過敏反応によって引き起こされます。そのため、症状を管理・抑制するためには、原因となるアレルゲンとの接触を可能な限り避けることが最も重要かつ基本的な対策となります。アレルゲンの除去や回避は、薬物療法と並行して行われる治療の柱です。
選択肢ごとの解説
- 1. アレルギー性鼻炎の症状は、アレルゲンへの曝露によって引き起こされるため、食後に症状が増悪するとは限りません。食物アレルギーとはメカニズムが異なります。正しくは:症状はアレルゲン曝露時に増悪する。選びやすい理由:食物アレルギーと混同し、食事が関係すると考えてしまう可能性がある。混同注意:食物アレルギーとアレルギー性鼻炎の症状増悪要因を混同する可能性がある。
- 2. アレルギー性鼻炎は、IgE抗体が関与するⅠ型(即時型)アレルギー反応です。Ⅳ型アレルギーは遅延型過敏症と呼ばれ、細胞性免疫が関与します。正しくは:Ⅰ型アレルギーに分類される。選びやすい理由:アレルギー反応の型を記憶違いしやすい。混同注意:アレルギーの型(Ⅰ~Ⅳ型)の分類とその特徴を混同する可能性がある。
- 3. アレルギー性鼻炎の原因アレルゲンの検索には、特異的IgE抗体検査(血液検査)や皮膚プリックテストが一般的に用いられます。スクラッチテストはアレルギー性鼻炎の検査としては一般的ではありません。プリックテストは皮膚に傷をつけ、アレルゲン液を滴下するのに対し、スクラッチテストは皮膚を掻爬しアレルゲンを塗布する点で異なります。正しくは:プリックテストや特異的IgE抗体検査で原因を検索する。選びやすい理由:皮膚テストの一種であるため、関係があると思ってしまう可能性がある。混同注意:様々なアレルギー検査方法(プリックテスト、スクラッチテスト、皮内テストなど)の名称と適用疾患を混同する可能性がある。
- 4. 正解。アレルギー性鼻炎は特定のアレルゲンによって引き起こされるため、原因となるアレルゲン(ダニ、花粉、ペットのフケなど)を生活環境から除去したり、曝露を避けたりすることは、症状の発現や悪化を抑制する最も基本的な対策であり、非常に効果的です。選びやすい理由:アレルギー治療の基本なので、容易に正答と判断できる。
国試ポイント
アレルギー性鼻炎の病態、アレルギーの分類、主な検査方法、および治療の基本原則に関する理解度が問われています。特に、アレルゲン回避の重要性はアレルギー疾患全般に共通する看護の重要な知識です。
混同注意
アレルギーの型(Ⅰ~Ⅳ型)の分類、各種アレルギー検査の名前とその適用疾患、食物アレルギーと吸入アレルゲンによるアレルギー性鼻炎の鑑別。
次に同じ論点が出たら
アレルギー性鼻炎患者への具体的な生活指導内容について問われる可能性がある。
関連知識
Ⅰ型アレルギーのメカニズム(IgE、肥満細胞、ヒスタミン)、代表的なアレルゲン(ダニ、ハウスダスト、花粉)、主な薬物療法(抗ヒスタミン薬、ステロイド点鼻薬)、アレルゲン免疫療法。