オートクレーブによる滅菌法はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第112回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
オートクレーブは、高圧下で121℃以上の飽和水蒸気を発生させ、その熱と圧力によって微生物を殺滅する装置です。この滅菌法は「高圧蒸気滅菌」と呼ばれ、最も一般的で確実な滅菌法の一つとして医療現場で広く用いられています。
選択肢ごとの解説
- 1. 酸化エチレンガス滅菌は、オートクレーブ(高圧蒸気)ではなく、酸化エチレンガスを用いて低温で滅菌する方法です。主に熱に弱い医療器具に適用されます。正しくは:酸化エチレンガス滅菌は、オートクレーブを使用する滅菌法ではありません。選びやすい理由:「滅菌法」の一種であるため、他の滅菌法と混同しやすい。混同注意:高圧蒸気滅菌と異なり、熱に弱いものに用いられる滅菌法である点で対比されます。
- 2. 正解。オートクレーブは、高圧の飽和水蒸気を利用して医療器具などを滅菌する装置であり、この方法が高圧蒸気滅菌と呼ばれます。
- 3. 放射線滅菌は、ガンマ線や電子線などの放射線を照射することで微生物を死滅させる滅菌法であり、オートクレーブは使用しません。正しくは:放射線滅菌は、オートクレーブを使用する滅菌法ではありません。選びやすい理由:特定の目的(例:使い捨て医療器具など)で広く利用される滅菌法であるため、選択肢として違和感がない。混同注意:化学的な滅菌法や物理的な滅菌法と区別して覚えるべき滅菌法です。
- 4. 乾熱滅菌は、高温の乾燥した空気を用いて滅菌する方法で、オートクレーブ(湿熱滅菌)とは異なる原理と装置を使用します。ガラス器具や油脂類などに適しています。正しくは:乾熱滅菌は、オートクレーブを使用する滅菌法ではありません。選びやすい理由:「熱」を利用する滅菌法であるため、高圧蒸気滅菌と原理が近いと誤解しやすい。混同注意:高圧蒸気滅菌(湿熱滅菌)とは、熱を利用する点は共通しますが、水分の有無という点で大きく異なります。
国試ポイント
医療現場で用いられる主要な滅菌法の種類と、それぞれの原理・使用機器・適応を正確に理解しているかを問う問題です。特に、高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)は基本中の基本であり、その関連知識は必須です。
混同注意
オートクレーブを用いる高圧蒸気滅菌と、それ以外の滅菌法(特に熱を利用する乾熱滅菌や、熱に弱いものに使う酸化エチレンガス滅菌)の原理や適応が混同されやすいです。
次に同じ論点が出たら
次に類題が出た場合は、各滅菌法の「原理」「使用機器」「適応できる物品(熱に強いもの、弱いもの、水分に触れても良いものなど)」「主な注意点」を確実に押さえているかを確認しましょう。特に、日常的に使用される滅菌法については詳細まで理解を深めることが重要です。
関連知識
滅菌と消毒の違い、滅菌法の分類(物理的滅菌、化学的滅菌)、各滅菌法の具体的な温度・時間条件、それぞれのメリット・デメリット、適応される物品の種類、滅菌インジケーターの種類と使用法。