成人の骨格で線維軟骨結合があるのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
脊柱の椎体間にある椎間円板は、線維軟骨で構成される線維軟骨結合(軟骨結合の一部であり、半関節とも呼ばれる)に該当します。この結合により、脊柱は柔軟性と強度の両方を兼ね備えています。
選択肢ごとの解説
- 1. 頭蓋冠の骨は縫合と呼ばれる線維性結合(不動関節)によって結合しており、線維軟骨結合ではありません。正しくは:頭蓋冠は縫合(線維性結合)によって結合しています。選びやすい理由:骨の結合として頭蓋冠を連想する可能性。混同注意:頭蓋骨の結合は不動関節だが、その組織学的分類を混同する。
- 2. 正解。脊柱の椎体間には椎間円板があり、これは線維軟骨で構成される線維軟骨結合(半関節)の一種です。これにより、適度な可動性と支持性が得られています。選びやすい理由:他の結合様式との区別が難しい場合。混同注意:椎体間の結合を不動関節や完全関節と誤解する。
- 3. 寛骨は腸骨、坐骨、恥骨が成人で完全に融合したものであり、骨結合(骨化した結合)を形成しています。線維軟骨結合とは異なります。正しくは:寛骨は3つの骨が融合した骨結合です。選びやすい理由:骨盤の一部であるため、何らかの結合が存在すると考える可能性。混同注意:成長期に存在した軟骨結合が成人で骨結合に変わることを理解していない可能性。
- 4. 仙骨は複数の仙椎が成人で融合した骨結合です。個々の仙椎間には線維軟骨結合は存在しません。正しくは:仙骨は仙椎が融合した骨結合です。選びやすい理由:脊柱の一部であるため、椎骨と同様の結合と誤解する可能性。混同注意:仙骨が複数の椎骨の融合体であることを理解していない可能性。
国試ポイント
骨の結合様式とその具体例(特に線維性結合、軟骨結合、滑膜結合)を理解しているかが問われています。線維軟骨結合の代表例として、椎間円板や恥骨結合を覚えておくことが重要です。
混同注意
線維性結合(縫合など)、硝子軟骨結合(骨端軟骨など)、骨結合(仙骨、寛骨など)との違い。軟骨結合がさらに硝子軟骨結合と線維軟骨結合に分けられることを理解する。
次に同じ論点が出たら
線維軟骨結合の他の部位の例(恥骨結合など)や、他の軟骨結合の種類(硝子軟骨結合)について説明を求められる可能性がある。
関連知識
骨結合の種類(線維性結合、軟骨結合、滑膜結合)およびそれぞれの代表的な部位、可動性の有無、組織学的特徴。