咀嚼筋はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
咀嚼筋は下顎骨を動かして食べ物を噛み砕く役割を持つ筋肉群です。咬筋はその主要な筋肉の一つであり、下顎骨を挙上し、歯を強く噛み合わせる働きがあります。
選択肢ごとの解説
- 1. 頬筋は表情筋の一つであり、食べ物を口の中に集めたり、頬を膨らませたりする働きがありますが、直接的な咀嚼運動(噛み砕く動き)には関与しません。正しくは:頬筋は咀嚼運動の補助的な役割を果たすものの、主たる咀嚼筋ではありません。選びやすい理由:食べ物を口に入れる際に頬の動きが重要であるため、関連があるように思えるかもしれません。混同注意:咀嚼筋と表情筋の役割の区別が曖昧な場合、間違って選択してしまう可能性があります。
- 2. 正解。咬筋は下顎骨を上方に引き上げ、歯を強く噛み合わせる主要な咀嚼筋の一つです。
- 3. 口輪筋は口を閉じたり、すぼめたりする表情筋であり、咀嚼運動そのものには関与しません。正しくは:口輪筋は摂食行動の一部である口を閉じる動きには関与しますが、食べ物を噛み砕く咀嚼筋ではありません。選びやすい理由:食べ物の摂取に関わるため、咀嚼筋と誤解されることがあります。混同注意:口の周囲にあるため、咀嚼に関連する筋肉として混同されやすいです。
- 4. 胸鎖乳突筋は首を回したり、頭を傾けたりする働きを持つ筋肉であり、咀嚼運動には直接関係しません。正しくは:胸鎖乳突筋は頸部の運動に関わる筋肉であり、咀嚼筋ではありません。選びやすい理由:首の筋肉の一部であるため、顔の近くの筋肉として誤認される可能性があります。混同注意:咀嚼筋以外の頭頸部の主要な筋肉と混同する可能性があります。
国試ポイント
咀嚼筋の種類とその主な作用を理解しているか問う問題です。咀嚼筋は咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋の4つが主要です。それぞれの筋肉が下顎骨のどの動きに関与するかを把握しておくことが重要です。
混同注意
表情筋(頰筋、口輪筋など)と咀嚼筋を混同しないように注意が必要です。表情筋は顔の表情を作る筋肉であり、咀嚼筋は食べ物を噛む機能に特化した筋肉です。
次に同じ論点が出たら
咀嚼筋以外の頭頸部の主要な筋肉の名称と作用(例:表情筋、頸部筋)を説明できるか。また、それぞれの筋肉が支配される神経を挙げられるか。
関連知識
咀嚼筋は三叉神経(第V脳神経)の運動枝によって支配されています。咀嚼筋の協調的な動きによって、食べ物を効率的に噛み砕き、消化吸収の第一段階を担っています。