フィジカルアセスメントにおいて触診で有無を判断するのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第110回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
リンパ節の腫脹は、体表からリンパ節に触れることで、その大きさ、硬さ、圧痛の有無、可動性などを確認します。これはフィジカルアセスメントにおける触診の典型的な例です。
選択肢ごとの解説
- 1. 腱反射は打診(反射ハンマーなどを用いる)によって誘発・評価されるものであり、触診のみで有無を判断するものではありません。正しくは:腱反射は打診で確認する。選びやすい理由:神経系の評価項目ではあるため、身体診察の一部と捉えがちだが、触診ではない点で誤り。混同注意:触診は触れることで、打診は叩くことで評価する手技である。
- 2. 瞳孔反射は光刺激に対する瞳孔の反応(対光反射など)を視覚的に観察することで評価するもので、触診で有無を判断するものではありません。正しくは:瞳孔反射は視覚的に確認する。選びやすい理由:神経系の評価として重要だが、触診ではなく視診である。混同注意:反射の種類と評価方法が混同しやすい。
- 3. 腸蠕動運動は主に聴診(聴診器を用いて腹部の音を聞く)で確認されるものであり、触診でその有無を判断することは困難です。正しくは:腸蠕動運動は聴診で確認する。選びやすい理由:腹部の触診は行うため、腸蠕動運動も触診で確認できると誤解しやすい。しかし蠕動の有無は聴診が主である。混同注意:腹部のフィジカルアセスメントにおける聴診と触診の役割の違いを理解する。
- 4. 正解。リンパ節の腫脹の有無や大きさ、硬さ、圧痛の有無などは、体表から指で触れる触診によって最も適切に評価されます。正しくは:リンパ節の腫脹は触診で確認する。選びやすい理由:他の選択肢が明確に触診ではないため、消去法でも選びやすい。混同注意:触診は視診では捉えにくい身体内部の変化や深部の異常を評価するのに有用である。
国試ポイント
フィジカルアセスメントの基本手技(視診、触診、打診、聴診)とその評価対象を正確に理解しているかが問われています。特に、どの所見をどの手技で確認するかの知識が重要です。
混同注意
聴診と触診で評価する腹部の所見や、神経学的検査における反射の評価方法などが混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
各手技(視診、触診、打診、聴診)がどのような目的で、どのような情報を得るために用いられるのかを、具体的な身体部位や疾患と結びつけて理解しているか。
関連知識
フィジカルアセスメントの四原則:視診(見て)、触診(触って)、打診(叩いて)、聴診(聞いて)。ただし、腹部のアセスメントでは聴診を先に行う。各手技で評価する具体的な身体所見を覚えることが重要。