単層円柱上皮はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
単層円柱上皮は、主に吸収や分泌機能を持つ臓器の内面を覆っています。胃は消化と吸収を行う主要な臓器であり、その粘膜は胃酸や消化酵素に対する保護と、栄養素の吸収を効率的に行うために単層円柱上皮で構成されています。
選択肢ごとの解説
- 1. 表皮は重層扁平上皮で構成されており、機械的刺激に対する保護が主な機能です。正しくは:表皮は重層扁平上皮である。選びやすい理由:上皮と聞くと、まず体表を覆う表皮を連想しやすいため。混同注意:単層上皮と重層上皮の区別。
- 2. 腹膜は漿膜の一部で、単層扁平上皮(中皮)で構成されており、臓器間の摩擦軽減や物質交換に関与します。正しくは:腹膜は単層扁平上皮(中皮)である。選びやすい理由:内臓を覆う膜状組織という点で上皮と関連付けやすいから。混同注意:単層扁平上皮と単層円柱上皮の区別。
- 3. 膀胱の粘膜は、尿量に応じて伸展する移行上皮(多列上皮の一種)で覆われています。正しくは:膀胱は移行上皮である。選びやすい理由:内臓器官の上皮という点で選択肢として選びやすい。混同注意:単層円柱上皮と移行上皮の機能的特徴の混同。
- 4. 正解。胃の粘膜表面は単層円柱上皮で構成されており、消化液の分泌と粘液による保護、そして栄養吸収の一部を担っています。この上皮細胞は胃腺を形成し、胃酸や消化酵素を分泌します。
国試ポイント
上皮組織の種類とその分布、および各上皮の機能的特徴に関する基本的な知識が問われています。特に消化器系の上皮は重要です。
混同注意
単層上皮には扁平上皮、立方上皮、円柱上皮があり、それぞれ機能と分布が異なります。重層上皮や移行上皮との区別も重要です。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た場合は、各上皮組織が持つ主な機能(保護、分泌、吸収、伸展性など)と、それに適した形態(単層か重層か、細胞の形)を結びつけて考えること。特に消化管全体の上皮の種類の変化を理解しておくこと。
関連知識
単層扁平上皮:肺胞、血管内皮、腹膜(中皮)。単層立方上皮:腎臓の尿細管、甲状腺濾胞。重層扁平上皮:表皮、食道、膣。移行上皮:膀胱、尿管、尿道の一部。