肝臓の機能で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第107回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
肝臓は、糖質、脂質、蛋白質といった三大栄養素の代謝の中心であるだけでなく、薬物や毒素の解毒、胆汁の生成、さらにはホルモンやビタミンなどの代謝にも深く関わっています。特にホルモンの代謝(不活化や分解)は、体内の恒常性維持に不可欠な機能の一つです。
選択肢ごとの解説
- 1. 胆汁の貯蔵は胆嚢の主な機能であり、肝臓は胆汁を生成する役割を担います。正しくは:胆汁の生成選びやすい理由:肝臓と胆嚢は密接に関連しているため、混同しやすいです。混同注意:胆汁の『生成』と『貯蔵』の役割
- 2. 脂肪の吸収は主に小腸で行われます。肝臓は胆汁を分泌して脂肪の乳化を助け、吸収を間接的にサポートしますが、直接吸収するわけではありません。正しくは:脂肪の乳化を助ける胆汁の生成選びやすい理由:肝臓が脂肪代謝に関わるため、吸収も行うと誤解しやすいです。混同注意:脂肪の『代謝』と『吸収』
- 3. 正解。肝臓は、インスリン、グルカゴン、副腎皮質ホルモン、性ホルモンなど、様々なホルモンを分解・不活化・排泄する重要な役割を担っています。これにより、体内のホルモンバランスを適切に保ちます。
- 4. 肝臓はアルブミンや血液凝固因子などの血漿蛋白質を『合成』する主要な器官です。分解は主に腎臓や他の細胞、組織で行われます。正しくは:血漿蛋白質の合成選びやすい理由:肝臓が蛋白質代謝の重要な臓器であるため、分解も行うと考えやすいです。混同注意:血漿蛋白質の『合成』と『分解』
国試ポイント
肝臓の多岐にわたる機能の中から、代表的な役割を正確に理解しているかを問う問題です。特に、生成と貯蔵、合成と分解など、似ているが異なる機能について正しく区別できるかがポイントとなります。
混同注意
胆汁の『生成』と『貯蔵』(胆嚢の機能)、血漿蛋白質の『合成』と『分解』
次に同じ論点が出たら
肝臓だけでなく、他の主要臓器(腎臓、膵臓、胆嚢など)の機能についても、それぞれの特徴と役割を明確に区別して理解しているかを確認しましょう。
関連知識
肝臓のその他の主要機能(例:解毒作用、胆汁生成、グリコーゲン貯蔵、尿素回路、熱産生、ビタミン貯蔵、血液凝固因子の合成)。