看護師が行う看護過程で適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第108回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
看護過程は、個別性のある看護ケアを提供するための体系的な問題解決型思考プロセスであり、患者さんの健康問題に対して科学的根拠に基づいたアセスメント、診断、計画、実施、評価の一連の段階を経て最善のケアを提供します。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。看護過程は、患者の健康問題を特定し、その解決に向けて体系的にアプローチする問題解決型の思考方法を用いるため、適切な記述である。選びやすい理由:看護過程の最も本質的な目的と特徴を正確に捉えているため。混同注意:看護過程の各段階を機械的に適用するだけ、と誤解するケース。
- 2. 看護計画は、アセスメントに基づいて看護師が自律的に立案するものであり、医師の指示は医療行為の実施に関するもので、看護計画の作成を直接指示するものではない。看護計画は医師と協働はするが、指示に基づくものではない。正しくは:看護計画は、看護師が患者のアセスメントに基づき自律的に作成する。選びやすい理由:医療現場で医師の指示が重要であるため、全てが医師の指示に基づくと誤解しやすい。混同注意:医師の指示に基づく医療行為と、看護師の自律的判断に基づく看護過程の計画立案。
- 3. 達成目標は、患者の個別性を尊重し、患者自身や家族の価値観、ニーズ、能力を基に患者と共同で設定されるべきである。看護師の価値観を押し付けるものではない。正しくは:達成目標は、患者の個別性を尊重し、患者自身や家族の価値観、ニーズを基に共同で設定する。選びやすい理由:看護師が専門職として目標設定を主導すべきだと考えるため。混同注意:看護師の専門知識と、患者の自己決定権や価値観の尊重。
- 4. 看護過程は、一般的に「アセスメント、看護診断、計画、実施、評価」の5段階で構成されており、選択肢にある3段階では不完全である。看護診断と実施が欠けている。正しくは:アセスメント、看護診断、計画、実施、評価の各段階で構成されている。選びやすい理由:主要な3つの段階を挙げているため、正しいように見えてしまう。混同注意:看護過程の全体像と、一部の主要な段階のみを抽出した記述。
国試ポイント
看護過程が、個別性を尊重し、科学的根拠に基づいた問題解決型思考プロセスである点を理解する。
混同注意
看護過程と、医師の指示に基づく医療行為、あるいは単なるルーティンワークとの違い。看護過程は自律的な判断と行動を含む。
次に同じ論点が出たら
看護過程の定義や目的、あるいは各段階の具体的な内容が問われた際に、患者中心性、問題解決型思考、科学的根拠、自律性といったキーワードが含まれているかを確認して判断する。
関連知識
看護過程の5段階(アセスメント、看護診断、計画、実施、評価)と、それぞれの段階での具体的な内容を関連付けて覚える。