定期予防接種について正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第112回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは、日本においては主に9価ワクチンが用いられ、添付文書および予防接種実施要領に基づき、通常、三角筋への筋肉内注射で投与されることが定められています。これは有効性と安全性を考慮した標準的な投与経路です。
選択肢ごとの解説
- 1. BCGワクチンは生後5か月〜8か月未満に直接接種し、ツベルクリン反応検査は不要です。以前はBCG接種前にツベルクリン反応検査が行われていましたが、2005年より原則不要となりました。正しくは:BCGワクチンを接種する前に、ツベルクリン反応検査は通常行いません。選びやすい理由:過去の接種方法を知っている場合や、ツベルクリン反応検査と結核予防接種の関連性から誤解しやすいです。混同注意:ツベルクリン反応検査の歴史的背景や、結核の診断としての意義と予防接種前のスクリーニングの関連性。
- 2. ロタウイルスワクチンは、弱毒化したウイルスを用いる生ワクチンに分類されます。不活化ワクチンではありません。正しくは:ロタウイルスワクチンは生ワクチンに分類されます。選びやすい理由:経口接種のため、注射剤と異なり生ワクチンであると気づきにくい、またはワクチン分類の記憶が曖昧な場合に選びやすいです。混同注意:生ワクチンと不活化ワクチンの分類、特に経口ワクチンが生ワクチンであるという点。
- 3. ポリオウイルスワクチンの定期接種は現在も実施されており、不活化ポリオワクチン(IPV)として生後2か月から接種が開始されます。経口生ポリオワクチンから2012年に切り替わっています。正しくは:ポリオウイルスワクチンの定期接種は、現在も不活化ポリオワクチン(IPV)として実施されています。選びやすい理由:経口生ポリオワクチンから不活化ワクチンへの変更があったため、定期接種自体がなくなったと誤解する可能性があります。混同注意:ワクチンの種類(生ワクチンから不活化ワクチンへの変更)と、定期接種自体の有無。
- 4. 麻疹風疹混合(MR)ワクチンの定期接種は、1歳時と小学校就学前の1年間の計2回です。就学までに4回ではありません。正しくは:麻疹ウイルスワクチンは、小学校入学までに2回接種することになっています。選びやすい理由:1回目の接種時期と混同したり、2回接種であることを見落としやすいです。混同注意:他のワクチンの接種回数や、麻疹の推奨接種回数が1回であるという誤った記憶。
- 5. 正解。ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは、添付文書に基づき、通常、三角筋への筋肉内注射で投与されます。これは適切な記述です。選びやすい理由:(正答のため特になし)混同注意:他の皮下注射で投与されるワクチンとの混同。
国試ポイント
定期予防接種の対象疾患、ワクチンの種類(生ワクチン・不活化ワクチン)、接種経路、接種回数、接種時期を正確に理解しておくことが重要です。
混同注意
ワクチンの種類(生ワクチン、不活化ワクチン、トキソイド、組換えタンパクワクチンなど)とその特性、およびそれぞれの投与経路(経口、皮下、筋肉内)の区別が混同しやすい点です。
次に同じ論点が出たら
次回の類似問題では、各ワクチンの種類(生ワクチン/不活化ワクチン)、標準的な接種回数と接種年齢、主な投与経路(経口、皮下、筋肉内)を確認して判断します。
関連知識
日本の予防接種法に基づく定期接種の種類、対象年齢、接種スケジュール、および海外渡航時の推奨ワクチンについても関連知識として押さえておく必要があります。