20℃から24℃で保存するのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第108回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
血小板製剤は、その機能を適切に保つために、20~24℃の温度範囲で振動させながら保存することが日本の「血液製剤基準」などで定められています。血小板は低温で機能が低下しやすい特性があるため、冷蔵や凍結保存は適切ではありません。他の製剤(全血製剤、赤血球液、血漿製剤)は、それぞれ2~6℃の冷蔵保存、または-20℃以下の凍結保存が必要です。
選択肢ごとの解説
- 1. 全血製剤は通常2~6℃で保存されます。これは赤血球の機能維持を主な目的としているためです。正しくは:全血製剤は2~6℃で保存する。選びやすい理由:血液製剤全般に対する知識が曖昧だと選びやすい。混同注意:他の赤血球を含む製剤(赤血球液など)と同じ低温保存と混同しやすい。
- 2. 新鮮凍結血漿(FFP)などの血漿製剤は、凝固因子の活性を保つために通常-20℃以下、または-30℃以下で凍結保存されます。正しくは:血漿製剤は-20℃以下または-30℃以下で凍結保存する。選びやすい理由:常温保存の概念が一般的な液体と結びつきやすいため、製剤の特性を考慮しないと誤解しやすい。混同注意:輸血製剤の保存温度に関する知識が不足していると、選択肢の中から適当に選んでしまう可能性がある。
- 3. 赤血球液は、赤血球の機能を最大限に維持するため、2~6℃で冷蔵保存されます。正しくは:赤血球液は2~6℃で保存する。選びやすい理由:他の血液製剤と混同しやすく、赤血球が常温で安定していると誤解する可能性がある。混同注意:全血製剤や他の赤血球含有製剤と保存温度が同じであるため、まとめて低温保存と理解していれば誤らないが、個別の知識が欠けていると混同しやすい。
- 4. 正解。血小板製剤は、血小板の機能を維持するために、振動を与えながら20~24℃で保存することが規定されています。低温保存では血小板の機能が著しく低下するため、この温度範囲が適切とされています。
国試ポイント
輸血用血液製剤の種類ごとの適切な保存温度を問う問題は頻出です。特に、血小板製剤が常温(20~24℃)保存であること、また振動が必要であるという点がポイントになります。
混同注意
各血液製剤の保存温度。特に、赤血球製剤(全血製剤、赤血球液)が低温(2~6℃)、血漿製剤が超低温(-20℃以下)、血小板製剤が常温(20~24℃)と、それぞれ大きく異なるため混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
今後も血液製剤の種類と保存方法(温度、期間、その他条件)は頻出テーマであるため、それぞれの製剤の特性と保存条件を正確に理解しているかを確認する問題が出題されるでしょう。また、輸血時の加温の要否など、輸血実施に関する具体的な知識も問われる可能性があります。
関連知識
血液製剤の種類とそれぞれの適応、保存期間、輸血時の注意点。特に、輸血副作用の種類と対応。血液製剤の品質管理に関する基本的な知識。