予防接種に生ワクチンが使用される疾患はどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第111回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4・5番
解説
生ワクチンは、病原体の毒性を弱めて病原性をなくし、免疫をつくる能力は保たせたものです。代表的な生ワクチンには、結核(BCG)、麻疹、風疹、水痘、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)があります。
選択肢ごとの解説
- 1. ジフテリアの予防接種にはトキソイドが使用され、これは不活化ワクチンの分類に含まれます。生ワクチンではありません。正しくは:ジフテリアは不活化ワクチンのトキソイドが用いられる。選びやすい理由:ワクチン接種の対象疾患であるため、種類を混同しやすい。混同注意:不活化ワクチンと生ワクチンの分類が曖昧な場合に選択肢として迷う。
- 2. 日本脳炎の予防接種には不活化ワクチン、または乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン(これは生ワクチンではない)が用いられます。生ワクチンではありません。正しくは:日本脳炎は不活化ワクチンが用いられる。選びやすい理由:定期接種の対象疾患であるため、生ワクチンの可能性も考えてしまう。混同注意:特定の疾患に対して複数種類のワクチンがある場合、その分類を誤認する可能性がある。
- 3. 破傷風の予防接種にはトキソイドが使用され、これは不活化ワクチンの分類に含まれます。生ワクチンではありません。正しくは:破傷風は不活化ワクチンのトキソイドが用いられる。選びやすい理由:ジフテリアと同様に、ワクチン接種の対象疾患として選択肢に入ってくる。混同注意:不活化ワクチンであるトキソイドと生ワクチンの区別が不明瞭だと誤りやすい。
- 4. 正解。結核の予防接種にはBCGワクチンが用いられます。BCGワクチンは弱毒化した結核菌を用いる生ワクチンです。正しくは:結核はBCGワクチン(生ワクチン)が用いられる。選びやすい理由:他の主要な予防接種対象疾患と混同せず、生ワクチンであることを認識できれば正答となる。混同注意:ワクチンの種類(生ワクチン、不活化ワクチン、トキソイドなど)と対象疾患の組み合わせを正確に覚えていないと判断に迷う。
- 5. 正解。麻疹の予防接種には麻疹ウイルスを弱毒化した生ワクチンが用いられます。通常、風疹と混合したMRワクチンとして接種されます。正しくは:麻疹は弱毒化ウイルスを用いた生ワクチンが用いられる。選びやすい理由:MMRワクチン(麻疹・おたふくかぜ・風疹)など、複数の生ワクチンが組み合わされていることを知っていれば、生ワクチンであることを判断しやすい。混同注意:混合ワクチンに含まれる疾患も、それぞれがどの種類のワクチンであるかを把握しておく必要がある。
国試ポイント
予防接種で使用されるワクチンの種類(生ワクチン、不活化ワクチン、トキソイド)と、それぞれの対象疾患を正確に把握しているかが問われています。特に、定期接種に含まれる主要な疾患とワクチンの種類は頻出です。
混同注意
不活化ワクチンやトキソイドを用いる疾患(ジフテリア、破傷風、百日咳、日本脳炎、インフルエンザなど)と、生ワクチンを用いる疾患の区別が曖昧な場合に間違いやすいです。
次に同じ論点が出たら
各疾患のワクチンの種類だけでなく、接種スケジュール、副反応、禁忌事項についても確認し、より実践的な知識を習得しましょう。
関連知識
生ワクチンは免疫獲得後も体内で増殖するため、長期間免疫が持続する傾向があります。一方で、免疫不全者や妊婦には禁忌となる場合があるなどの注意点もあります。不活化ワクチンは複数回の接種が必要なことが多いです。