大腸で吸収されるのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
大腸の主要な機能の一つは、消化されずに小腸を通過してきた食物残渣から水分や電解質を吸収し、便を形成することです。これにより、体内の水分バランスが維持されます。一方、脂質、糖質、蛋白質といった主要な栄養素のほとんどは、小腸で最終的な消化と吸収が行われます。
選択肢ごとの解説
- 1. 脂質は主に小腸で消化酵素のリパーゼによって分解され、ミセルを形成して吸収されます。大腸ではほとんど吸収されません。正しくは:脂質は小腸で吸収される。選びやすい理由:栄養素として重要なので吸収されると思うかもしれないが、消化吸収の部位が異なる。混同注意:消化と吸収の部位が混同されやすい。脂質の消化吸収は主に小腸で行われる。
- 2. 正解。大腸の主な機能の一つは、小腸で吸収されなかった残りの水分や電解質を吸収し、便を固形化することです。これにより体内の水分バランスが維持されます。選びやすい理由:水分は胃や小腸でも吸収されるため、大腸の特異性を見落とす可能性がある。混同注意:水分吸収は消化管の広範囲で行われるが、大腸が特に重要な役割を担うことを理解することが重要。
- 3. 糖質は主に小腸で消化酵素のアミラーゼやマルターゼなどによって単糖類に分解され、吸収されます。大腸ではほとんど吸収されません。正しくは:糖質は小腸で吸収される。選びやすい理由:エネルギー源として重要なので吸収されると思うかもしれないが、消化吸収の部位が異なる。混同注意:消化と吸収の部位が混同されやすい。糖質の消化吸収は主に小腸で行われる。
- 4. 蛋白質は胃でペプシン、小腸でトリプシンやキモトリプシンなどの消化酵素によってアミノ酸やペプチドに分解され、主に小腸で吸収されます。大腸ではほとんど吸収されません。正しくは:蛋白質は小腸で吸収される。選びやすい理由:体を作る重要な要素なので吸収されると思うかもしれないが、消化吸収の部位が異なる。混同注意:消化と吸収の部位が混同されやすい。蛋白質の消化吸収は主に小腸で行われる。
国試ポイント
消化管の各部位における主要な消化・吸収機能について正確な知識が問われています。特に、大腸の機能として水分吸収が重要であることを理解しているかがポイントです。
混同注意
小腸と大腸の役割の混同。小腸が栄養素の主要な吸収部位であるのに対し、大腸は水分と電解質の吸収、便形成が主な役割である点を区別する。
次に同じ論点が出たら
大腸の他の機能(例えば、腸内細菌によるビタミンKやB群の合成など)についても説明できるか。
関連知識
消化管ホルモンとその作用、肝臓・膵臓・胆嚢の消化補助機能、便の形成過程、電解質吸収メカニズム。